道の駅本庄で休ませてもらうのは二度目です。中海の向こうにベタ踏み坂が見えます。その向こうに大山があるはず。
朝、中海に昇る朝日を撮りたい。これが今回の一番の願いでした。出来れば大山あたりから上ってくれればいいなと計算していました。文具屋さんに行って学習用の分度器を買い、プリントしたGoogleMapに当てて太陽がどの方向から上るかを確認しました。いつもの「こよみのページ」に教えを乞うと、この日の、日の出の方向は94度。真北から時計回りに94度、つまり真東から4度だけ南の方向から上るというわけです。日の出の時刻は6時3分くらい。
できるなら水辺の向こうに大山があって、そのあたりから太陽が上る風景がいい。それで探し出したのは松江市大井町あたりの中海。県道260号線沿いです。ちょうど道路に幅が作ってあって、クルマを停めても邪魔になる心配のないところがあることをストリートビューで確認しました。弓ヶ浜から湾の向こうに大山が見えて太陽が上る場所も探したのですが、94度では海から上らないみたいです。
道の駅から中海締切堤防の上を走る県道338号線を使って江島、大根島を通り、中海の向こう側へ上陸。今回はでかける前から天気はよいとの予想でした。昨日、稲佐の浜の夕方ももほどほどに雲がありました。朝暗いうちから星が見えているのを確認できました。期待できるかも。
ところが大根島くらいまで走ると、どうも上空が重いような気がしてくる。予定した道端にクルマを停めて、日の出を待っている間に北から霧がカーテンのように押し寄せてくる。南の方を見ると、松江方面から(西から)霧がやはり攻めてくる。上空の天候がよくても、霧に包まれてしまえばどうしようもありません。ご縁がなかったと撤収。どうしたものかなと考えながら、来た道を江島方面に向けて帰ります。
大海崎町のトンネルをふたつ抜けてふと西を見たら、「あっ!」陽が見えている。通行の邪魔にならないようにクルマを停めて水辺まで走ります。とりあえずは大山と太陽が中海の向こうに見える風景が撮れました。
松江市街地から、大井町や大海崎町を通って大根島、江島を経由してベタ踏み坂を通るルートは、日本風景街道では水辺ルートとされています。
(つづく)
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