那覇市首里にある咲元酒造が作る泡盛。
存在のしっかりしたお酒です。30度という泡盛としては極めて当たり前の度数なのですが、ストレートで飲むと単純にきついと思います。飲むったってなめるだけで、いつも泡盛インプレッションのときはやってみるのですが、この咲元はきつい。
水割りにしてみます。力強くていい感じです。泡盛飲みのいうところの「のびがきく」というやつですね。それに香ばしい。
冬場ですからお湯割もやってみます。原料が米であることを強く主張します。華やかで、ややヘビーな印象。おコゲのような香ばしさ。以前に何度か「春雨」を飲んだことがありますが、似たような印象です。寒い時期はお湯割がいいなと思います。しかし、私には少々華やかすぎて、晩ご飯のお供には主張が強いかも。結局、水割りのほうが食事には合うように思います。
瓶の裏に、味についての記述があるので書き写します。
(味・香り)
辛口、個性的、農耕、穀物系の香味、香りほのかに甘い、飲み口・のどごしへと味の変化。(熟成への長い旅路に耐えうる力強さがある)
私のインプレッションもそんなに的外れではないですね。
どんな形でも泡盛らしさを強く主張します。ヘビーな口当たりを好む方にはぴったりだと思います。かつて琉球王国時代、冊封使たちにこんな味の泡盛を飲ませ、接待をしたのでしょうか。
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