2008年4月16日のブログ記事一覧-ギャラリー貴祥庵 ―《貴志 理の 日々の思いついたままのイメージ絵画、心に残る言葉、歳時の記録を綴る》―


光りのなかに9

 

 

         一本の道を     坂村真民

           木や草と人間と
           どこがちがうのだろうか


        みんな同じなのだ
      いっしょうけんめいに
  生きようとしているのをみると


            ときには彼等が
       人間よりも偉いとさえ思われる

              かれらはときがくれば
              花を咲かせ
              実をみのらせ
              じぶんを完成させる


           それにくらべて人間は
         何一つしないで終わるものもいる

木に学べ
草に習えと
わたしはじぶんに言いきかせ
今日も一本の道を歩いて行く

 

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