記憶が正ければそれは確か6年ほど前でした。
ポコポコ2号が私の元にやってきた時のこと・・・
とてもスパルタンな車で走行中安易にアクセルを戻せば
「パンッ!パンッ!!」と派手にアフターファイアーをかます様な車でした
マフラーに爆竹を入れて発火させたような音と言えば
想像しやすいかもしれません・・・(笑)
極力生ガスが出ないよう知人に頼んで調整してもらったのですが
「ウェーバーだからこんなとこで妥協してくれぃ!」と一言。
でも乗っていて楽しい車でした。
少しアクセルを踏み込んで発車させると
簡単にリヤタイヤのグッドリッチ(205-70-15)が
スキール音を発しさらにアクセルを踏めばどこまでも加速!
2速で90Kmまで引っ張れました。。。
高回転域ではカムに乗ると言った表現がぴったりな位
ファンタスティック!なフィーリングでした。
(あくまでも旧車レベルでのお話ですがネ)
70年式アイロンテールのチューニングVW
エンジン ノーマル1500cc→ボアアップ1835cc
ハイカムW120 ウェーバー44パイ
オイルサンプ4Lまで増量
ジーンバーグプーリー(回転バランス精度の高いレアプーリー)
フロントディスクブレーキ ロワードスピンドル
エンピスプリントスター コブラバケットシート
FショックKONI RショックKYB
かなり手が入っていました。
今年の夏、このポコポコ2号は?十万円でドナドナされてゆきました。
ここ数年乗らずに放置してあったのですが
近隣のとある村にお住まいのSさんが復活してくださるそうで
いつかはまた走らせようと思ってはいたのですが
このまま朽ちていきそうな雰囲気でもあったため
やはり走ることが生業の車にとってはかわいそうだなと思い
Sさんの熱意に負けて譲ることにしたのです。
ボディーは所々サビが浮いていましたがシャーシはくさりもなく完璧!
日本へ渡ってきた70年当時からの梁瀬販売記録から整備簿まで完備。
素性の知れた程度の良い個体だったので
手放すのは少し心が痛みました。。。
でもやはり街中を走ってこそ車ですからねぇ・・・
元気に走っている姿が見られる事を願っています。
今日の脳内BGMはドナドナがリフレイン
ちなみにカブちゃん1号はまだまだ健在です
ときどき走っていますので生徒の皆さん
見かけましたら後ろからコッソリ追跡してみて下さいネっ!(笑)