先日 我が家では義父の13回忌の法要を営みました
お焼香をするのに長い間仕舞い込んでいた青磁の香炉を出しました
二代 加藤渓山作の奥深い美しい青さの蕪形の香炉です
青磁の色は三つに大別して
粉青なものを「砧青磁」 淡緑色なものを「天竜寺青磁」
釉裂あり微緑色なものを「七官青磁」と云うそうです
序でに同じ加藤渓山作の干支香合も出してみました
丁度今年の干支の「未(ひつじ)」の香合です
渓山さんの干支の香合は他に「申」「酉」「戌」「亥」「子」とありますが
「子」の袋鼠の香合からは三代目の作品に代わりました
作風も少し異なるので青磁の干支香合は「子」までしか持っていません
当日のお床の掛け軸も仏事用に取り替えました
義父の知人が書かれた真言宗の主になるお経「理趣経」です
理趣経の正式名称は「般若波羅蜜多理趣百五十頌」と云うそうです
有り難いお経だそうですが難しくてよく分かりません〔笑〕
法要は無事済ませましたが春のお彼岸も近いことですし
お軸も香炉もお彼岸まで出して置く事にしました
焼き物は素人でお恥ずかしい限りです。
でも二代目加藤渓山のお名前ぐらいは耳に残っております。
落ち着いた青磁の色合いは好きです。
いつも感心しますが、日々好日さん、良い御趣味です。
私、仏教も勉強不足ですが、真言密教は難しいですね。
毎年夏、真言宗智山派の総本山、智積院の天講座に参加するのですが、その前おつとめのお経が非常にながいのです。
それにしても理趣経の写経とはすごい信仰心ですね。
最近は何かと雑用が多くて中々PCを開けません!
Reコメント遅くなりました言い訳のひとつで~す〔笑〕
茶道で焼き物を観る機会が多いので自然と関心を持つようになったのですが・・・
深く勉強もせずに広く浅く感覚だけで楽しんでいるだけなんです
特に品格のある青磁は好いですね
理趣経の写経をなさったお人は書道家でもなく趣味で書いておられるのですが筆跡も素晴らしいです
旧制中学校(大阪の商人の子息や船場のぼんぼんが多く通う私立校)の時から日記は毎日毛筆で書くという学校の方針で卒業生は達筆の人が多いと聞いています
趣味でこれだけの写経のできる方も素晴らしいですね
秀でた才能のある人は羨ましいです