3月21日にオ-プンした中之島香雪美術館は
朝日新聞社の創業者村山龍平(1850~1933)が集めた美術品を
収蔵する神戸市東灘区御影にある香雪美術館の分館です
昨年完成した中之島フェスティバルタワー ウエストの4階にあります
土佐堀川に沿って四ツ橋筋を挟んで聳え立つフェスティバル ツインビル
左側はフェシティバルホ-ルのある中之島フェスティバルタワ-
右側のビルが中之島フェスティバルタワ-ウエスト 4階に美術館があります
開館後一年間は村山コレクションを5期に分けて展示する開館記念展を開催
収集した日本とアジアの美術品のなかからテ-マ別に展示するそうです
1期は美術を愛して(3月21日~4月22日)
「珠玉の村山コレクション」~愛し、守り、伝えた~です
プロロ-グ 珠玉の村山コレクション
最初に目にしたのは名物志野焼茶碗 銘は朝日影 桃山時代 17世
(展示品は写真厳禁なのでポストカ-ドより引用しました)
新千戴集の「千早ふる神路の山の朝日かげ猶君が代にくもりあらすな」の歌に因み
朝日影と命名 後、薮内竹翠が色紙を箱に貼っている
錆絵の山水図を神路山に見立てての銘だそうです
次は重要文化財の紙本墨画「布袋図」 南宋時代 13世紀
三番目は紙本淡彩「病草紙 の幻覚をみる男」平安~鎌倉時代 12世紀
第1章 コレクションの形成
第2章 刀に魅せられて
第3章 ①茶の湯への傾倒 薮内剣仲と燕庵ゆかりの道具
②薮内剣仲 古田織部好みの道具
③村山龍平収集の道具
いちばん関心のあるコ-ナ-で大変興味深く拝見しました〔笑〕
エピロ-グ 重要文化財)藤原俊成(1114~1204)消息 古文孝教
遊里図屏風 東山遊楽図屏風など六曲一隻の江戸時代の屏風
常設展示の目玉は神戸市の御影にある旧村山家屋敷内にある茶室「玄庵」です
原寸大で丸ごと再現した「中之島玄庵」です
屋根の妻には「玄庵」の額
茅葺屋根入母屋造り
茅葺屋根や天然木の柱 土壁など玄庵と同じ素材で造ったとのことです
玄庵は古儀茶道薮内流の茶室「燕庵」を写した茶室です
この場所は撮影が解禁です
猿戸
蹲踞(つくばい)
露地
躙口(にじりぐち)
玄庵には趣向を凝らした明り取り用の窓が配置 忠実に再現されています
屁の天井も数奇屋造り 刀掛けもあります
独特の意匠の織部の茶室が移築された燕庵の露地の石組みも玄庵にも再現
茶室の裏側にも窓を配置
茶室は三畳台目 三畳の客室を中心に右に台目の点前座があり
左の襖を外せばそこは一畳の相伴席になる間取りです
敷居から内側が上段の間になります
茶室内
?
中之島玄庵はまだ新しいのでまだ侘びが感じられませんが・・・・
オフィス街のビルの中に草庵のある美術館がある事は大阪人の誇りですね
中之島には美術館がたくさんあります
大阪市立東洋陶磁美術館 国立国際美術館があり 阪大医学部跡地は
大阪市の新美術館に予定されているようですし大阪市立科学館も近くにあります
以前は御影の旧村山邸内でのお茶会にも行き香雪美術館にも足を運びましたが
最近はご無沙汰です 近くで価値ある美術品を鑑賞できることは有り難い事です
「香雪」は数寄者村山龍平の雅号のひとつだそうです
これから、、月日が侘びの雰囲気を積み重ねて
行くのだと思います
<日々好日>様の姿を想像しながら見ております
私の今までの人生の中にない<お茶室の世界>
あこがれます
小倉城の中にある庭園に外から遠めに見学する
だけです
北九州にはこのような雰囲気の場所は聞いたことが
ありません・・
神戸市御影の村山龍平宅にある「玄庵」は燕庵の写しです
燕庵は桃山時代の造りですから400年以上まえから..
おしゃれで機能的な茶室が出来ていたのですね
細部に至るまでの美的感覚の素晴らしさに感心しています
近場にオ-プンした美術館は日本と東洋の古美術 書画
茶道具の収集品が多くあるので 楽しみにしています
いつも覗いて頂きまして有り難うございます
ありがとうございました
村山香雪という方、古くからの美術品や茶道具・刀など
さまざまなものをよく収集されましたね
今それを、見せていただけるのは幸せです
楽しませていただきました(^_-)-☆
私は写真を撮るとき自然の照明になるのを待って撮りました
あの照明はちょっと玄庵のイメ-ジダウンのような気がしました
私の勝手な我儘ですが・・・・・〔笑〕
茶道具の収集品も薮内流に縁のあるお道具がたくさんあるので一層見応えがあります
いつか機会がありましたらご一緒しましょうね