日々好日

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第70回正倉院展

2018-11-04 | 趣味の世界


        奈良国立博物館で開催されている第70回 正倉院展に行って来ました

        2013年11月4日に行って以来で久しぶりの宝物鑑賞です

        天平時代の華やかな宝物をひと目でも見ようと年々遠方からの来館者も多く

        私は8時15分頃に着いたのですがご覧の通りの光景です

 




 



         9時開館です 列は9時少し前から少しづつ前進し始めました

         聖武天皇の遺愛品など計56件(うち初出展10件)の宝物が

         展鑑されているのですが全部見るのは大変ですから

         私は自分の是非見たい宝物の陳列の前に真っ先に行きました〔笑〕

         そこはヤコウガイや琥珀などで花や鳥の文様を表した献物箱の

        「玳瑁螺鈿八角箱(たいまいらでんはっかくばこ)」です

         仏様へのお供え物を入れた箱です

         黄色と黒の部分は海がめの一種「玳瑁(たいまい)」の甲羅を

         箱全体に貼っていて 貝殻を薄く切ってはめ込む螺鈿の手法で

         花や鳥の文様を緻密に鮮やかに表現されています

 
 




 




  



         平螺鈿背八角鏡(へいらでんはいのはっかくきょう)

         聖武天皇の身近にあったとされる鏡です 青銅で作られていて裏側は

         ヤコウガイを使った螺鈿が施されていて花の赤い部分は琥珀で

         隙間にトルコ石の粒を埋められているそうです

         鎌倉時代に盗難にあった時壊れましたが明治時代の修復で

         よみがえった鏡だそうです

         

 




 




 




 



         百索縷軸(ひゃくさくるのじく)

         糸を巻き付けるための木製の軸 宝庫に類例のない唯一の品だそうです

         中国で五月五日の端午の節句に病などを避ける辟邪(へきじゃ)の

         まじないとして腕に結びつけた五色の糸のことだそうです

 




  



         仏前用の献物台 粉地銀会花形几(ふんじぎんえのはながたき)

 




  

          仏前への献物に用いられた几(き)と言う物

          天板の四ヶ所に猪目形のくりこみを設けてあり花形几とよばれる物

          天板ほ四枚剝ぎ四本の華足(げそく)は一材製

          象の鼻? 猫の尻尾?と思いきや植物らしいと解説されていました

          天板 華足とも光沢のある白色顔料を塗り 天板側面に銀泥で

          花卉(はなき)や飛鳥 蝶を描く 華足には同じく葉脈や斑点を描き

          稜線を縁取りしてあるので植物に違いない?・・・のことですと


          観てきた宝物は未だありますので又更新致します♪

          館内は勿論、撮影厳禁ですから使っている画像は図録やポストカ-ド

          NHK日曜美術館よりお借りしたものです 

   

        

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
正倉院展 (京都で定年後生活)
2018-11-05 20:06:59
こんばんは
正倉院展行かれましたか。
毎年私も行きたいと思いつつ、長い行列に気後れしています。
平螺鈿背八角鏡を生で見て見たかったです。
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Unknown (omachi)
2018-11-05 20:31:59
もう読まれましたか、
歴史探偵の気分になれるウェブ小説を知ってますか。 グーグルやスマホで「北円堂の秘密」とネット検索するとヒットし、小一時間で読めます。北円堂は古都奈良・興福寺の八角円堂です。 その1からラストまで無料です。夢殿と同じ八角形の北円堂を知らない人が多いですね。順に読めば歴史の扉が開き感動に包まれます。重複、 既読ならご免なさい。お仕事のリフレッシュや脳トレにも最適です。物語が観光地に絡むと興味が倍増します。平城京遷都を主導した聖武天皇の外祖父が登場します。古代の政治家の小説です。気が向いたらお読み下さいませ。(奈良のはじまりの歴史は面白いです。日本史の要ですね。)

読み通すには一頑張りが必要かも。
読めば日本史の盲点に気付くでしょう。
ネット小説も面白いです。
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京都で定年後生活様 (日々好日)
2018-11-07 20:33:41
こんばんは!
久しぶりに行って来ました 
天平時代の華麗な宝物 極みの細工の美しさを堪能してきました
朝早く出掛けても開館時間まで並んで立って待つ時間が大変ですね
会場内は割合ゆったりと鑑賞することが出来ました
東大寺の奥にある正倉院外部を公開しているので
行って見たかったのですが足が疲れているので断念しました〔笑〕

コメントありがとうございました

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omachi様 (日々好日)
2018-11-07 21:00:48
確かに予備知識をもって古代の観光地巡りをするのは
一層興味が深くなりますでしょうね

高齢になりますと老眼で根気もなくなりまして恥ずかしながら
活字離れも甚だしい昨今です

ウェブ小説のお薦めありがとうございました
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