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大樋美術館

2011-09-23 | 趣味の世界





 



       


       






    大樋焼は加賀藩初代藩主前田利家候以来 歴代藩主の庇護の下で


    今日まで約三百三十年の歴史伝統のある楽焼のひとつです



    大樋焼は寛永六年(1666年)五代藩主綱紀候は裏千家第四代仙叟宗室と


    楽焼工土師長左衛門を京都から招いて


                  土器窯を金沢大樋町に築き抹茶碗を造らせた


    これが大樋焼の開創で この時長左衛門はその地名「大樋」を姓とした


    土は赤楽に似て緻密で 釉は赤黄色で一般に大樋飴釉と呼ばれます



    大樋焼の特徴は ① 口当たりが柔らかである


            ② 手で受ける感触が良い


            ③ 大樋の飴色とお茶の緑色が美しく調和する


            ④ 保温力に富む


            ⑤ 軽くて温かみがある


            ⑥ 柔らかい焼物なので 丁寧に扱うことが必要


             (使う時は湯ですすぎ 茶巾でやさしく拭き 


             しまう時は 陰干しで乾かしてから箱に入れる)



     大樋の抹茶碗は使い込むほど渋い色になり 飴釉は玉蟲色に光り


     大変景色の楽しめる抹茶碗になるようです


     飴色にも薄飴 飴 濃飴 飴黒などの種類があって趣きがあります


     ロクロを使わない手捻りをヘラでひとつひとつ仕上げる手法の


            大樋焼抹茶碗はたっぷりと豊かな雰囲気で大好きです



        



       

              初代長左衛門の傑作 「聖」

       成形(なり)は聖人の帽子なのか?  口造りの一遍が

       突き出ているところから 俗称「おしゃべり」とも云うそうです



        




        




        




        



                   ( 参考資料は頂いた「旅のしおり」より)





 

             美術館入り口の前庭


       陶器の鳩 兎 壺などがさり気なく置かれています




     



        





     初代長左衛門から現代まで 歴代の大樋焼に出会える美術館


     以前から行きたかった所なのですが・・・


        何回も近くまで行ってるのに機会がなくてやっと念願叶いました




     今度はいつ 大樋焼の抹茶碗で一服いただけるか


                 待ち遠しくもあり楽しみでもあります





 
 





 




     十代大樋長左衛門と長男年雄氏の茶陶から花器 酒器などの


     作品が購入できる大樋ギャラリ-も併設されています


     ギャラリ-では気軽に作品にふれることが出来て


           質問したら説明もして頂けるので楽しかったです




      美術館には機会が出来たら 又 立ち寄ってみたいと思いました



     




   






                  

    
    


    

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