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さて土曜日は小学3年生の息子の運動会でした。コロナ禍なので、見学者は2名までと決まっており、他の家族は学校の外から見学しました。しかも学年ごとに入れ替え制で、自分の子供の学年しか見れない仕組みになってましたが、それでも無事開催出来て、本人も保護者もほっとしました。
息子の競技は台風の目とボールダンスでした。台風の目は皆さんもご存じのように4人で竹の棒をもって、ぐるぐる回りながらゴールを目指します。
そして、ぐるっと回ってチームまで戻ってきたら、クラス全員がその竹を順番にジャンプ、一番最後の列がジャンプしたら今度は頭上から竹を一番前に持ってきて、次のグループがスタートする、というチーム競技です。息子は特別支援級ですが、交流級の所属になるので、そのクラスで出場しました。息子にとっても、支援級のお友達にとっても、チーム競技は難しいのです。なぜならほぼもれなく体を動かすことが苦手だからです。皆と一緒に竹をもって回ること、1チームが戻ってきたら竹をその都度ジャンプするのが苦手で、練習では何度も転んでました。家でも一生懸命練習して、本番でも転びかけながらも無事ゴール、チーム自体も5クラス中4位と頑張りました。ボールダンスは、ボールをつくのが難しくて、何回かどこかに行ってしまいましたが、他の子たちと同じ動きができるようになっただけでも、親としては感無量でした。軽度の障害を持っていると、一見健常児と同じに見える分、「できない」ことに怪訝な顔をされることも多くて、子供にとっても親にとってもつらいです。健常児が難なくできることが、実はとてつもない努力をしているという、、、でもその分人の痛みがわかる人間になるので、優しく育ちます。息子だけでなく、あらゆるタイプの方にとって、生きやすく寛容な日本になるように、私も含めて皆が努力出来たらな、と思っています。これは外見からは分からない障害を持った人がつけるヘルプマークです。
ところで、息子は月曜日が振替休みになったので、夫と二人で男同士の旅に行きました。ありがたいです。おかげで、私と娘は久しぶりにリフレッシュな休日を過ごすことができました。
近所の天然温泉に行ってきました。娘は漫画三昧、私は風呂三昧、楽しかったです。お風呂に入って、コーヒー飲んで、マッサージチェアでずーっとマッサージしてもらって、体も心もぽかぽかです。久しぶりにリラックスると、普段自分の体がどんなにガチガチに緊張しているかわかりますね。たまにはこんな休日も過ごしたいです。ほんと、息子がいると全然休まらないんですよ。ずっと気を張り詰めて世話をしてるんだなって、改めて思いました。
ちなみに、大好きでずっと読んでる漫画。『三月のライオン』です。タイトルの意味は忘れました(笑)両親を亡くして親戚の家で邪険にされながら高校生まで育った天才将棋少年が、東京の下町のこれまた母親をがんで亡くし、父親は浮気して出て行ってしまった3姉妹と出会って、次第に心を開いていく話です。16巻まで一気読みしました。孤独で誰も信用しない少年が、先生や姉妹、その他将棋の兄弟子たちから愛情をもらって、次第に将棋士として成長していく姿が面白いです。将棋の勝負の世界も楽しいですし、取り巻く人たちが皆不完全で泥臭くて、それぞれエピソードがいろんな人の視点になっているので、いろんな考え方があってまた面白いです。だれもがダメな部分を持っていても、心があったかくて懸命に生きている姿にほっこりするのです。それから、3姉妹が作る様々な美味しい料理もポイントです。あんまり漫画は読まないんですが、たまに読むと頭もリラックスしますね。実写が好きな方は映画バージョンもあります。
こんなにぐーたらできる日が時々あると、心も体も健康になりそうです。
それでは明日もよい一日でありますように。