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生石高原・紀伊の風

紀州和歌山の季節と自然のフォトページ

山頂からの街並み

2009-02-12 | 季節は今







この日は前回同様快晴の朝ですが、とても見通しが良いので高原から見える街並みの遠望をご紹介します。和歌山市は山頂から西を向いて、右前に位置します。その手前に海南市、高原の真下は紀美野町ですがその町並みは見えません。

和歌山市街の中央の黒い筋状に見えるのが和歌山城です。その北側に“紀ノ川”が流れます。市の南部に住む kinsanにとっては紀ノ川より北は、いわゆる“川向う”で距離的には大したことはないのですが、随分遠いように感じます。その“川向う”の海沿い紀ノ川河口一帯に住友金属の製鉄所があり、溶鉱炉を一基この7月稼動に向け建設中です。

右上に薄く島影のように写ってるのが神戸、六甲山です。和歌山市はご承知のように大阪湾の入り口に位置します。ですから紀淡海峡に面した加太地区、友ヶ島には戦前に造られたレンガ造りの立派な砲台跡もあります。
また、関西では“黒鯛”を“チヌ”と呼びます。大阪湾は昔は“芽渟の海”(ちぬのうみ)と呼ばれていたそうで、“黒鯛”はその海の代表格のような魚であることから“チヌ”と呼ばれるようになったそうです。山の上で海の魚のお話とはね~…(^^





和歌山市から紀ノ川沿いを東に続く岩出市、紀の川市の遠景です。極うすく見えるのは生駒山系でしょうか…紀ノ川沿いを走るR24号は奈良、京都へと続きます。





生石高原山頂で西向きの左側には有田川町、有田市(海寄り)湯浅、広川町の遠景が見えます。有田川が流れ、柑橘類、特に“温習みかん”が有名です。また、湯浅町は“醤油”の町でもあります。そして阪和自動車道は田辺市まで開通し、紀南へは相当の時間短縮となりましたが、通過町のストロー効果が気になります。

帰り際、生石に住むIさんと暫し談笑。一番の感心事は“ウグイス”の“初音”で毎日今か今かと聞き耳をたててるそうです。(^^ そうか!もうそんな時季なのですね~
そう言えば、みなべ町、田辺市の梅林では二週間も早く満開のようです。余りに早いので計画していたイベントをどうするのか、頭の痛い問題だそうです。



                ― 蒜山高原に行きました ―




蒜山(ひるぜん)に山荘を持つ友人に誘われ、雪が多いので“見に行こう”ということになったのですが、現地に着くなり「あんたらこの時季に何しに来たの?」が最初に会った地元の人との会話です。そう言えば行く先々で人を殆ど見かけず、まずボデーブローを食って、その山荘に向かったのですがアクセス道は雪で通行不能。2発目で早くも完全にダウン。ふらつく足でホテルへ…雪を甘く見過ぎたようです。





広々とした牧場です。今は牛舎に入ってますが、ジャージ牛を放牧しているそうです。幸いにして牧場のレストランの前で、額にハートマークの付いた牧場のマスコット“ラブリーちゃん”に偶然会えました。小振りで大人しく毛触りも柔らかく、とっても可愛いい牛です。レストランでジャージ牛のビーフカレーでも?と誘われましたが“チョッと食えないよねェ”結局、店を探し回って“うどん”にありついたのがそれより2時間後の鳥取県でした。(´`; この頃には“エライところへ来てしもたァ!”(´`



        





雪が深いので長靴の中にも入って冷たいことこの上なく、靴下はボトボト。何しろ初めての土地で、雪の下の地形が全く分らないので足が抜けないほど“ゴボッ”と沈みます。天気予報では“晴れ”だったのですが、山陰地方独特の垂れ込めた曇天続きです。最も楽しみにしていた“伯耆大山”の見える展望のよい場所も通行止め。ならばと大山まで足を伸ばしたのですが、山半分は雲の中でした。晴れてれば素晴らしいところなのですが…しんチャン、ヤッさんお世話になりました。ありがとうございました(^^

こうして写真を並べると、冬とは云え南国紀州のフルカラーと山陰のモノクローム的な風情が好対照です。


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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (釣りじいさん)
2009-02-12 19:40:07
蒜山に行かれていたんですね。
今年は余り積雪が少ないと聞いていましたが、結構積もっていますね。

上のお写真から察するに、もう春はすぐそこって感じですが、気温の方はいかがですか。
それにしても、ええ所に住んでいますね~。海にも近いし・・・にゃは!
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4対4 (kisyu)
2009-02-12 21:40:40
ほんまに好対照の写真ですね^^

和歌山一望の青、山陰らしい白

安堵感と厳しさと!自然は操作不能ですね。

山陰ではかなり苦労された様子。ほっとするはじめの4枚が、物語っているような・・・気がします。
ハイッ!
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おつかれさま^^ (月草)
2009-02-13 05:05:45
まあまあ 大変したね~
でも楽しそう^^

あの展望場所は通行止め・・・でしょう でしょう^^
私は子ども頃、夏はよく連れて行ってもらったようですが 先日、結婚してはじめて蒜山に行きました。
綺麗に整備されていて 驚きました^^

このあたり どこの山に登っても大山が見えます。
美しい姿がすっきり見える事はあまりなく 近くて遠い山です^^

それにしても 雪景色 素敵ですね~ あこがれます



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どちらも見事な美しさ (ぷりん)
2009-02-13 11:26:30
こんにちは♪
見事な展望ですね。
地球が丸くなければ世界の果てまで見渡せそうです。
新しい溶鉱炉・・・結婚前、製鉄会社に勤めていたので、変なところがツボだったりします(笑)

冬の蒜山はどんなだろうと思っていましたが、やっぱり大変な目に遭われたようですね。
行ったことがありますが、牛を見た後はやはりビーフ料理は食べにくかったです。
ヨーグルトをお土産に買ったのを覚えています。
雪の大山、おお、寒そう! 
でも厳しい自然は美しいですね。
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漁師町育ちです(^^ (釣りじいさん へ)
2009-02-13 16:24:13
釣りじいさん いつもありがとうございます。

今日は特別の南風(マデ)で暖かいのですが(´` 来週からまた寒気が入るとか…
雪はこのところさっぱり降りません。やはり暖かいのでしょうかねェ。紀州沖で1月初旬から釣れてる“カツオ”がまだ続いてます。例年では四国沖で“初カツオ”のシーズンなのですが…その海域の水温は18℃ほどです。果たして“キスちゃん”は豊漁かどうか?…ですね。(^^
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和歌山がいいです… (kisyuさん へ)
2009-02-13 16:38:13
kisyuさん こんばんは

先日のわんチャンたちのお散歩、千里海岸とは贅沢?で羨ましい限りでした。以前千里へ行った折り、何かに追われて大きい“イワシ”が砂浜に打ち上がり、いっぱい手掴みで拾ったことがありました。(^^
目津崎の“めがね岩”の時代から行ってます。一番好きな海岸です。子供の夏休みの終わる頃、毎年田辺の“フドノ”の栗園に行った帰り、千里で泳がせました。(^^

雪国では南方系はアキマヘン。 (^^
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広々として… (月草さん へ)
2009-02-13 17:01:50
月草さん いつもどうも…♪

晴れてればホント良いところだと思います。フォトジェニックな場所です。月草さんのお写真にもあった“白樺”もありました。和歌山にない素晴らしい情景ですが、何しろ遠過ぎます。後は月草さんとご主人にお任せ致します。(^^ぜひ、また投稿して下さい。(^^

伯耆大山の麓の写真家の植田正治記念館も行きましたが休館でした。(´`;その近くの民家風の喫茶、レストランに絵画や写真集の展示があったので、素晴らしい大山を拝見して来ました。(^^

伯耆大山の美しい姿をぜひ、見たいですねェ~日帰りで行ける、月草さんが羨ましいです。…(^^
ホイタラ、また…
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あはァ~製鉄所で~(^^ (ぷりんさん へ)
2009-02-13 17:19:46
ぷりんさん こんばんは…♪♪

男ばかりの製鉄所のマドンナでしたか…!
和歌山市は住金の企業城下町と言われた時代もありましたが、5基あった高炉が全て茨城県の鹿島に移ってから製品主体でした。和歌山では久し振りの高炉で、1500人ほどの雇用と税収が見込め明かるい話題です。

それより、E・クラプトンさんは如何でしたか? きっとノリまくっておられたのでは…(^^ ホント羨ましい限りです…(^^
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 (ぷりん)
2009-02-16 07:21:05
おはようございます♪
又雪景色を拝見にお邪魔しました。
先日来の暖かさで雪も少しは融けたでしょうか。

神様はご健在です。
kinsanリクエストのSunshine Of Your Loveはありませんでしたが、Hoochie Coochie Manに始まりアンコールはCrossroadsで締めくくりましたよ。
クラプトンさんの演奏は心に沁みますね。
次回来日は何年先か分かりませんが、kinsanとご一緒できたらいい~なんて思っています。 
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Crossroads♪ (ぷりんさん へ)
2009-02-16 17:03:58
ぷりんさん いつもありがとうございます。

良かったですね~! 再度羨ましいです。(^^東京に居た頃だったかなァ…サイケ調なんか流行って、アングラバーではクラプトンさんの“ホワイトルーム”などガンガンやってました。また、“クロスロード”は何組かのバンドがコピー演奏してますが…やはり、ねェ…です。
でも、レイナード・スキナードのこの曲の演奏はスライドも効かし、なかなかのものです。
R・ツェペリン、ジェフ・ベック、ジミ・ヘンドリックス、CCR、GFR、etc まさに青春です。

ホント、ぷりんさんとご一緒出来るのを夢見てます。(^^ また、よろしく…
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