「アフターダーク」 村上春樹

普段、流行モノ、エッセイ、軽い小説ぐらいしか
読まないので、こういう本を読むと、
”文学を読んでる、って感じするー”と思ってしまいました。

「アフターダーク」　（村上春樹　・　講談社文庫）

実は「アンダーグラウンド」と思い込んで買って
読んでて、おかしいなぁ・・・と思ってました。
私は村上春樹に心酔しているわけでも、ファンというほどでも
ありません。文庫になったら、気になる作品だけ読むくらい。

だから、この小説も”らしい”のか”らしくない”のか
全くわかりません。
変わった話だったし。

深夜のファミレスからはじまり、1人の大学生の女の子を
一応の主人公に　視点と場所を変えながら
時系列に進んでいく物語。夜中の12時前から朝まで。

夜の闇の混沌とした空気と静謐な空気、
皆が寝静まる世界で活動している人たちが
怪しげに魑魅魍魎のように動き回る得体の知れない世界。

そこに覚醒する眠らない女の子と、
眠り続ける彼女の姉を対比させつつ・・・
謎は明かされない。悪事は暴かれない。

まぁ、私には1回読んだだけじゃ　何が隠されているのか
よくわかりませんでした。
夜起きてる話なら、「夜のピクニック」の方が好き！な
お子ちゃまなので（笑）