目の中のリンゴ

20年ぶりにオペラ座熱が再燃!!

7月に読んだ本

2019年08月14日 | 読書
7月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:1533
ナイス数:177

更新するのが今頃になってしまった…
夏休みの方がなにかと忙しいんだよなぁ…早起きせなあかんし。
今月も今のとこ全然読了できてないよ(泣)

傲慢と善良傲慢と善良感想
結婚をテーマに描く、出だしミステリー調の物語。わかる…わかりすぎる描写がてんこ盛りだ。婚活や結婚相談所について、詳しくリサーチしたんだろうな。結婚相手の品定めや、自分が自分自身に付けている価値など、誰にでも傲慢な部分はあるんだと思う。世の中で、一体どれ程の夫婦が100%納得して常に幸せ度MAXで結婚生活を送っているのだろうか。(我が家を含め) ハッピーエンドの結末は少し肩透かしで、この2人は前途多難な気もする。
読了日:07月31日 著者:辻村 深月

愛なき世界 (単行本)愛なき世界 (単行本)感想
まるっきりの文系人間の私には、理系の人たちのことがわかってすごく興味深かった。実験と研究に明け暮れる日々で、大学院に行ってまで何を勉強するのか、その頭の中が少し垣間見れた。すごいな…疑問や興味をとことん追及、解明したいんだね。まぁ、「舟を編む」の人たちもそうだったけれど…。 門外漢の藤丸くんがいいアクセントになって(私たちの側から見てくれる!)飽きさせない。植物の研究と料理の世界が少し似ているのも面白い。愛なき世界は実は、それを見守る人間の愛に満ちているのだ!
読了日:07月19日 著者:三浦 しをん

思わず考えちゃう思わず考えちゃう感想
ヨシタケシンスケさん、やっぱり観察眼がすごいというか、目の付け所がさすがというか。ちょっとめんどくさいタイプの人かもね(笑) でも、「ぼくのストローのふくろ」の話にはめちゃくちゃ共感!3個パックのヨーグルトね!1個しか残ってないのに、なんで台紙ごと残しとくんだ?!ってね!旦那はそれが理解できないんだよねぇ…ここもヨシタケさんちと同じ。
読了日:07月13日 著者:ヨシタケシンスケ

長いお別れ (文春文庫)長いお別れ (文春文庫)感想
映画は観ていないけれど、原作とは少し違う部分もあるようだ。(三姉妹が二人姉妹に、とか)認知症になった父親を老々介護の母親と、娘三人。それぞれの事情や想いを描く。ユーモアを交えて明るく描いてはいるが、実際は大変なことだろう。親が、夫が、いや、私自身がそうなったらどうしよう、と近い将来を思うと怖くなる。お年寄りがよく言う「ピンピンコロリがいいわー!」 がよくわかる。最期まで家族の愛情に包まれていたこのお父さんは幸せだね。
読了日:07月06日 著者:中島 京子

父と私の桜尾通り商店街父と私の桜尾通り商店街感想
短編集。「星の子」がけっこう気に入ったので読んでみた。もう…なんていうか、ゾワゾワする不安と落ち着かなさで怖かった。いや、怖い話ではない。でも、不思議というか、不気味というか、「せとのママの誕生日」なんか絵が浮かんできて、笑っていいのか異常さにおののく方がいいのかわからない。全編この調子。怖いもの見たさでもっと読んでみたい今村さん。
読了日:07月05日 著者:今村 夏子

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