２０１１年心に残った２０冊

例年なら映画のベスト１０を選ぶことが
自分の習慣だったのに、
悲しいかな、選べるだけの映画を観ていないので
今年はたくさん読んだ本の中から心に残った本を選らんでみました。

いつも読書メモに活用している読書メーターで
心に残った20冊を本棚に並べる、というのがあったので・・・。

順不同ですがこんな感じ。

1.「漁港の肉子ちゃん」　西　加奈子
2.「さくら」　西加奈子
3.「きりこについて」　西　加奈子
4.「円卓」　西　加奈子
5.「笑い三年、泣き三月。」　木内　昇
6.「オーダーメイド殺人クラブ」　辻村　深月
7.「抱擁、あるいはライスには塩を」　江國　香織
8.「飲めば都」　北村　薫
9.「ふがいない僕は空を見た」　窪　美澄
10.「森に眠る魚」　角田　光代
11.「マザーズ」　金原　ひとみ
12.「あんじゅう」　宮部　みゆき
13.「古道具ほんなら堂」　楠　章子
14.「コンビニたそがれ堂　街かどの魔法の時間」　村山　早紀
15.「三月のライオン」　羽海野　チカ
16.「四十九日のレシピ」　伊吹　有喜
17.「心星ひとつ　みをつくし料理帖」　高田　郁
18.「下町ロケット」　池井戸　潤
19.「おまえさん」　宮部　みゆき
20.「吉原十二月」　松井　今朝子

１～４は西加奈子さん。本当に面白くて大好き。
絶妙な大阪弁でちょっと変わった家族の物語を描く作家さん。
好き嫌いのある文章かもしれないけど、私はど真ん中ストライクです。

５の木内さんは、ずっと前に新選組の話を書いておられる時から
すごく好きだったのですが、この本では笑えて泣ける
戦後の人たちのたくましい姿を描いてます。

６の辻村さんも今年初めて読んでハマった作家さん。
10代の子たちの繊細な気持ちをリアルに描いてるなーと思う。

７の江國さんは、最近の作品は”ついていけない・・・”って感じでしたが
この長編は、家族の大河ドラマ。読み終えたくない、と思えた本でした。

８の北村さんも好きな作家さんだけど、これは軽妙で笑える作品だった！
酒飲みの人には身につまされる話？（笑）

９「ふがいない・・・」は”本屋大賞”でいい線いった作品。
過激な性描写に引きそうになりますが、最期まで読むと”生”が胸に迫る、
いい話でした。映画化されるんですよねー！

１０、１１は母親たちの姿を描いた物語で、「森に眠る魚」は
去年やってたドラマがこれに酷似しててびっくり。
「マザーズ」は母親としていろいろ考えさせられました。

１２，１９の宮部みゆきさんの時代物。
この分厚さをぐいぐい読ませるのはすごい。

１３、１４は児童書なんですが、泣けました。

１５は、「ハチクロ」が好きすぎてこの新連載は
長らく読めなかったのだけど、すごいです。
心を鷲掴みにされます。将棋を知らなくても感動できる。

１６は読まず嫌いしてたけど、読んだら切なくていい話だった。
ドラマ化されましたね。

１７は「みをつくし料理帖」シリーズ。続きが気になる！！
みんな幸せになって欲しい！！

１８は直木賞受賞作。WOWOWでドラマ化されたのを先に見ましたが、
勇気づけられる物語です。

２０は郭モノが好きなので。
吉原の風物詩やしきたりなんかがわかって興味深いし
物語としても面白かった。

ほかにもいろいろありましたが・・・
やっぱり私は女性作家さんが好きだなぁ。
そして、食べ物が出てくる話も（笑）
今年も面白い本に出会えますように！