「きょうの猫村さん」 こんなのもアリ

白石さんの次は猫村さんです。

本屋で並んでるのは見かけてたんですが、なんせこの絵なので（笑）
全然読む気なかったんですが、友達に貸してもらって読んだら・・・
好きになりました！猫村さん！

インターネットで１日１コマずつ更新される連載漫画。
タッチはまるで　素人が大学ノートに鉛筆で落書きしたよう。
１日１コマゆえ、単行本は1ページ２コマずつ！
きっちり１ページに半分ずつ。
コマ割りも背景もあったもんじゃありません（笑）
なのにその語り口に惹かれてしまうのです～！！

村田家政婦紹介所にやってきた　猫（ほんもの）の猫村ねこさん。
”猫のくせに何ができるんだい？”といわれて　
キリっとエプロンを身につけ（ヒモはたて結び）
テキパキと掃除、洗濯、料理をこなす猫村さん。マッサージも上手です。
子猫のときに拾ってくれた　可愛くて優しい坊ちゃんが大好きで
お役に立ちたい一心で家事をマスターしたと言います。
そんな坊ちゃんも、事情があって　今は外国に行ってしまいました。
猫村さん、がんばってお金を貯めて、外国語を勉強して
坊ちゃんに会いに行くそうです。

さて、猫村さんが家政婦として派遣されたのは犬神家。
学者のご主人、美人の奥さま、大学生の坊ちゃん、
ツッパリ中学生の尾似子（おにこ）お嬢様。
猫村さんの働きぶりや、犬神家の面々の秘密に迫る、
ほのぼの脱力系漫画です。

これはねぇ　一見に如かず、です。
オバサン口調の猫村さんのシャベリが心地よいです（笑）
好きなテレビは「仲居探偵」シリーズ（市原悦子か？）に、
「泣き虫刑事」（”太陽にほえろ”か？）。
得意料理はネコムライス。（食べたい！）
たまに　フーッ！！と毛を逆立てて怒ったり、
四足で走りだしたり、思わず猫に戻っちゃうこともある猫村さん。

いつもカーラー巻いたままの家政婦紹介所の奥さん、
犬神家の人々にも、昭和の香りを感じます。
妙な漫画ですが、これまたツボに入りました～。
断然犬派の私ですが、この漫画を読むと　
いろんなことを考えてる猫も可愛いなぁと思えてしまう。

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