目の中のリンゴ

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「1917 命をかけた伝令」 全編ワンカットなわけないんやけど…

2020年02月26日 | 映画タイトル あ行
何本か観たのに感想が追いついてません。
これは話題の1本。

1917 命をかけた伝令(1917 /英米 2019年 )

第一次世界大戦真っ只中の1917年。西部戦線ではドイツ軍の後退が始まり、イギリス軍はこれを好機と、追撃に乗り出そうとしていた。しかし、それはドイツ軍の罠だった。そのことを一刻も早く最前線の部隊に伝えなければならなかったが、あいにく通信手段は途絶えてしまっていた。そこで若い兵士スコフィールドとブレイクが呼び出され、翌朝までに作戦中止の命令を届けるよう指令が下る。この伝令には味方の兵士1600人の命がかかっていた。その中にはブレイクの兄も含まれている。こうして2人は塹壕を抜け出し、いくつもの危険が待ち受ける無人地帯(ノー・マンズ・ランド)へと飛び込んでいくのだったが…。
(allcinemaより)

初めてこの予告を見たとき、「全編ワンカット」との謳い文句にビックリして、「????」でした。
戦争映画で?全編?嘘やろー?!

はい、嘘です。っていうか、「全編ワンカットかのような」映画です。
当然アカデミー賞では撮影賞などを獲りました。

あんまり宣伝するもんだから、観ていて「あ、ここで繋いでる」と思ってしまったのだけど、それを差し引いても、とてもよくできた、是非とも映画館で(できたらIMAXで!)観て欲しい映画です。

いたってシンプルなストーリー。
若い兵士2人が、大勢の命に関わる大切な命令を携えて命がけで走る走る!
ただそれだけなのに、目が離せない。手に汗握る。そして涙する。

まるでドキュメンタリーを観ているかのようなリアルな戦場だけど、これをひとつひとつ作って、
長回しで撮ってるんだよなぁ…すごい。
もちろん技術面だけでなく、登場人物の背景まで盛り込んで、「がんばれ!」と思いながら無事を祈ってしまう。

サム・メンデス監督がお祖父さんに聞いた戦争体験が基になっているらしいです。
戦争映画を観ていていつも思うけど、私ならすぐに諦めてる…
命を懸けて戦った幾多の人たちのおかげで今があるんですよね…。

伝令のスコフィールドとブレイクの役者さんは、私には馴染みがなかったので、さらにリアリティを高めてくれました。
思わぬ大物俳優の登場に嬉しい驚きも!

戦争映画が苦手な人にもおすすめしたい映画でした。

(時代が違うけど「プライベート・ライアン」や「バンド・オブ・ブラザース」も良いです!)

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