目の中のリンゴ

20年ぶりにオペラ座熱が再燃!!

BSプレミアム スペシャルドラマ「償い」

2012年12月15日 | 舞台・音楽・テレビ
またテレビの話ですが・・・。
(映画だと、2時間イッキに観ないとつまらない、という
気持ちがあって、ついドラマに手が伸びてしまうんですよね)

NHK BSプレミアム、で11月末から
3話完結で放送されたドラマ。
「償い」

原作があるそうです。(矢口敦子「償い」)
出演 谷原章介 木村多江 芦名星 ほか


将来を嘱望されたエリート脳外科医、日高英介。
家庭を顧みず、息子を病死させたことで妻が自殺。
絶望した彼は世捨て人となり、ホームレスとなった。
彼が流れ着いたとある町で、社会的弱者を狙う
連続殺人事件が発生。
運命の糸に操られるように事件に巻き込まれていく日高は、
「人の心の泣き声が聞こえる」という
不思議な少年と出会う。
やがて、驚愕の真実が明らかに…。
殺人の謎を追う緊迫の展開の中から、
人間の尊厳や生きる希望への問いかけが
静かに浮かび上がる。
鮮烈な映像表現、心に響くオリジナル音楽とともに、
魂を揺さぶる重厚なミステリー。
====HP(コチラ)より=====

ストーリーがなんというか、ショッキング。
重く悲しく辛い話だけど、目が離せず、
3話イッキに観た。
憤りややるせない思いが渦巻いて、
夜中に観終えたあと、寝付けなかった。

ホームレス、仕事中毒、夫婦の関係、不妊治療、
不倫、性犯罪、被害者と加害者、トラウマ、
精神疾患、医療ミス、不幸な偶然、自殺・・・
そして償い。
このドラマにはいろんなことが詰まっていて、
何かのきっかけで今ある生活が崩れ去っていく可能性は
誰にでもある、と思わされる。

自分の言動が誰かの人生を狂わせることも
あるのかもしれない。
自分にはあずかり知れないこと、と切り捨てることは
簡単だけど、そのとき、どれだけの勇気と誠意をもって
相手に関われるか・・・。
人はひとりでは生きていけないのだから。

心が死にそうになっても、生きていればいつか
前を見ることができる日がくるかもしれない。

エリート脳外科医からホームレスになった
谷原章介の渾身の演技がなんとも素晴らしかった。

甲本雅裕のガラの悪い警部役も効いてたなぁ。
気のいいオッチャンからこういう役までウマイ。

再放送や地上波での放送はないのかな。
とてもいいドラマだったと思うので
機会があったら観ていただきたいです。
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