目の中のリンゴ

20年ぶりにオペラ座熱が再燃!!

6月に読んだ本

2013年07月03日 | 読書
2013年6月の読書メーター
読んだ本の数:14冊
読んだページ数:3681ページ
ナイス数:355ナイス

噂の女噂の女感想
地方都市の世間の狭さが怖い。ちょっと派手な子だと、誰でもみんな知ってて、噂がつきまとう。”噂の女”美幸の魅力は、女の私にはぴんと来ないけど、こういう人、いるんだろうな・・・。その悪女にまんまと手玉にとられてしまうスケベなオッチャンたちの生態もリアルでトホホだ。関わりあいたくはないけど、美幸はちょっとカッコイイ気もする。女の武器を存分に活用して、好きな人生歩んでるんだもんなぁ。
読了日:6月30日 著者:奥田 英朗
前進する日もしない日も (幻冬舎文庫)前進する日もしない日も (幻冬舎文庫)感想
私は益田さんとほぼ同い年なので、漫画にもエッセイにも共感できるとこがいっぱいあって、著作はほとんど読んでます。漫画の絵柄がヘタウマ(死語?)なほのぼのちっくなので、ほんわかとイイ話~と思われがちだけど、けっこう重いし暗いし、ネガティブだし、心の痛いところを突かれる。この本の中でも、打ち合わせ相手が風邪でひどい咳してて、”大丈夫?(私にうつらない?)”と思ったという話、そこまで本音で書いちゃう!?とドキッとしたくらいです。やっぱり、40過ぎまで生きてきたらイロイロあるわけです。変わらない部分、譲れない部分、
読了日:6月28日 著者:益田 ミリ
Q10シナリオBOOKQ10シナリオBOOK感想
木皿泉さんにハマっています。「Q10」をDVDで観て、書き留めておきたい言葉がいっぱいあったので、いちいち一時停止しつつ観てたんですが、シナリオブックが出てるじゃないですか!絶版になる前に、と買いました。どうしてこんなにも心に響く言葉を生み出せるのでしょう?! ”アイドルの出てるセイシュン学園ドラマかー”と食わず嫌いしてて後悔してます。世のご同輩に、是非観て、読んでいただきたい!
読了日:6月28日 著者:木皿 泉
はだかんぼうたちはだかんぼうたち感想
いつもの恋愛ゴタゴタ話・・・と言ってしまえば身も蓋もない、江國ワールド。人物相関図があってもいいくらいの登場人物を、混乱することなく、映像を観ているように、すんなり読ませてくれるのはさすが!この前に読んだ「ちょうちんそで」同様、リアルで身近な舞台設定なのに、私とは程遠い世界(笑)ヒビキちゃんのキャラクターや生活って、今までの江國さんにはないタイプかも。だから、読んでいていまひとつ姿をイメージしにくかったのは私だけでしょうか。逆に、桃ママの”いくつになっても女”感と性格の悪さ加減には、いつもらしさが(笑)
読了日:6月23日 著者:江國 香織
料理侍 料理人季蔵捕物控 (ハルキ文庫 わ 1-20 時代小説文庫 料理人季蔵捕物控)料理侍 料理人季蔵捕物控 (ハルキ文庫 わ 1-20 時代小説文庫 料理人季蔵捕物控)感想
表紙の絵は武藤さんか・・・クドカンかヒャダインかと思ったわ・・・なんか笑ってしまう。なかなかいいキャラの武藤さんの今後に期待。それにしても、気を抜くとあっという間に続刊が出ているこのシリーズ。すごいな。
読了日:6月20日 著者:和田 はつ子
残月 みおつくし料理帖 (ハルキ文庫)残月 みおつくし料理帖 (ハルキ文庫)感想
悲しみを乗り越えて、前に進みだした澪とまわりの人たち。同じところに留まってはいられないのです。澪もふきちゃんもしっかり成長してます。小松原さまも、美緒さんもあさひ太夫も。どうかどうか、みんなが明るく笑える幸せな結末が待っていますように。
読了日:6月18日 著者:高田 郁
珈琲店タレーランの事件簿 2 彼女はカフェオレの夢を見る (宝島社文庫)珈琲店タレーランの事件簿 2 彼女はカフェオレの夢を見る (宝島社文庫)感想
さくさくーっと軽く読めました。私のようなシロウトがエラそうに言うことではないでしょうが、前作でも感じた”洗練されてない感”は相変わらずというか・・・。そこまで全部説明しちゃう??って感じるところも多々ある。第一「その謎、たいへんよく挽けました。」ってキメ台詞、”全然かっこよくないと思います”。
読了日:6月17日 著者:岡崎 琢磨
かくかくしかじか 2 (愛蔵版コミックス)かくかくしかじか 2 (愛蔵版コミックス)感想
切ないわー。東村アキコさんの漫画はどれもハチャメチャでエネルギーに満ちてるけど、それを作り上げるのは東村さんという人物なのだなーと当たり前のことをしみじみ思ったり。宮崎の実家で描けなくてパニック起こしたエピソードのとこ、好き。
読了日:6月15日 著者:東村 アキコ
日本全国ご当地スーパー 掘り出しの逸品日本全国ご当地スーパー 掘り出しの逸品感想
わーい!はるな檸檬さんが挿絵描いてる!スーパーをぶらぶらするのが大好きな人にはたまらない本ですねー。全部自腹で購入、というところも素晴らしいです。子供の頃よく食べた”鶯ボール”、久しぶりに買おうっと。伊藤ハムのポールウィンナーが関西でしか普及してないことに驚きました!
読了日:6月13日 著者:菅原 佳己
二度寝で番茶二度寝で番茶感想
私、いま木皿泉さんにめちゃくちゃハマってます。胸に迫る切ない言葉の数々。でも、お二人の対談は、人生の酸いも甘いも噛み分けた、味のあるオッチャンオバチャンの茶飲み話風でした。じっくり読み返したい一冊。図書館で借りたけど、買おう。
読了日:6月13日 著者:木皿 泉
るり姉 (双葉文庫)るり姉 (双葉文庫)感想
三人姉妹を中心に、女ばっかりの家族(男は”るり姉”の旦那さんだけ・・・)というのが、にぎやかで楽しそうだな。るり姉みたいな人物を、私の頭の中で思い描けず、イマイチ心に迫ってこなかった。読みやすかったけど、アオリ文句で”感動”と謳われているほどの感動はなかった気がする。
読了日:6月11日 著者:椰月 美智子
からすのそばやさん (かこさとしおはなしのほん)からすのそばやさん (かこさとしおはなしのほん)感想
オモチくんはそばやさんに。ははは。おそば、うどん、ラーメン、パスタ・・・”麺類一式”なんでもあり(笑)不思議なネーミングのメニューがいっぱいで、子供と一緒に味を想像しながら読みました。4羽の子どもたちの続編、これにて制覇!みんな立派に巣立っていったのですね。
読了日:6月9日 著者:かこ さとし
昨夜のカレー、明日のパン昨夜のカレー、明日のパン感想
ああー好きな感じの物語だった!木皿さんのドラマ「すいか」に似てるな、と思いました。いろんな人が、いろんなものを抱えて毎日を過ごしている。くじけそうになることもあるけど、ほんのささいなものや出来事に救われたりする。「ほんとうに美しいもの」を信じて生きていきたくなる、ちょっと心が痛いけど優しい物語でした。
読了日:6月6日 著者:木皿 泉
ハピネスハピネス感想
読み始めは、ドロドロのママ友社会の話かぁ・・・とドキドキしたんだけど、だんだんと下世話な恋愛話になってしまった感じ。登場人物たちのような世界には憧れも親近感もないので、全くもって共感できないつまらない物語でした。母親たちの姿を描いた角田さんの「森に眠る魚」や金原さんの「マザーズ」が面白かっただけに・・・。桐野さんの作品はそれほど多く読んでるわけではないけど、イメージと違うなぁ。女性誌連載って、当然ながら、その雑誌のカラーに合った物語じゃないとダメなんだろうね。
読了日:6月2日 著者:桐野 夏生

読書メーター
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« グリコ x スター・ウォーズ ... | トップ | グリコ x スター・ウォーズ ! »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿