2020年良かった本

あーあ　もう２月も半ばになってしまいましたが、
毎年やってるので一応、去年読んだ本、ヨカッタものをご紹介。
本屋大賞にノミネートされてるものもあるので。

今までの本棚は読書メーターで一覧になっています。
各本のページにリンクしてるので、もし興味があれば・・・
（時々、うっかり電子書籍のページを登録しちゃってる。私は紙派です）

kino06さんの本棚 - 読書メーター

読書メーターは読んだページ数や冊数などの読書量をグラフにして読書記録をしたり、日本中の読書家さんたちとコミュニケーションができるサービスです...

読書メーター

 

で、2020年。
家にいる時間はたっぷりあったはずなのに、全然読めてないのはどうしたことか・・・
３８冊しか読めてません。（漫画は登録してないものも多いですが）

去年も少なすぎて２０冊も選べなかったので１７冊

・「鬼滅の刃」（全２３巻）　吾峠呼世晴
今や日本中知らない人はいないぐらいのブームとなりましたが、いくらでも稼ぎ放題の盛り上がってるところで、
作者の思い通りにきっちり完結できてるところが素晴らしいと思います。
この漫画について一言でいうならエモい
映画も観たけど原作が好きかな。

・「犬がいた季節」伊吹有喜
この方の作品はたくさんは読んでいないけど、読んだものはどれも大好きです。
（「四十九日のレシピ」「彼方の友へ」など）
私よりちょっと下ぐらいの世代は共感するところが多いかも。青春物語です。

・「52ヘルツのクジラたち」町田そのこ
思いのほかずっしりときた。苦しみを抱えて一人で生きていくのはしんどすぎる。
映画化しそうな雰囲気ありますが・・・

・「やわらかい砂のうえ」寺地はるな
・「水を縫う」寺地はるな
今ばんばん新作が出ている寺地さん。次々読めてうれしい。
私はめっちゃツボで、はまってます。周りの人と合わせて”うまく”立ち回るのが下手な主人公たち。
でも、その気持ちやこだわり、わかる！って思う。

・「夜明けのすべて」瀬尾まいこ
PMSに苦しむ女性とパニック障害の男性が主人公。
でも、瀬尾さんらしくあたたかい話です。

・「ザリガニの鳴くところ」ディーリア・オーエンズ
翻訳ものはあまり読まないのですが、これはすごく読みやすくて夢中で読んだ。
アメリカ南部の沼地に一人生きる女性の物語。ヒューマンストーリーでありサスペンスであり・・・
自然の描写が生き生きと素晴らしい。ハリウッドで映画化するかも？？？

・「木になった亜沙」今村夏子
独特な世界がクセになる今村さん。クギ付けです。

・「まだ温かい鍋を抱いておやすみ」彩瀬まる
食べ物がテーマの短編集。ビターで少し心が痛いけど、あたたかい。

・「お勝手のあん」柴田よしき
時代物、女料理人が主人公・・・となればどうしても「みをつくし料理帖」を思い浮かべてしまう。
今、シリーズ３作目まで読みましたが、なかなか面白い。続きが楽しみ。
二番煎じ感がもったいないような気がするけど、「みをつくし」があってこその本作なんだろうか？？

・「アーモンド」ソン・ウォンピョン
韓国の作家さん。感情をもたない少年が少しずつ成長していくお話。
映画みたいで読みやすい。

・「コンビニたそがれ堂　花時計」村山早紀
シリーズずっと読んでる好きな物語。
本当に求めているものが買える、不思議なコンビニ。
お伽話的で切なくて甘っちょろいかもしれないけど、このやさしさが好きです。

・「黒武御神火御殿　三島屋変調百物語六之続」宮部みゆき
これも好きなシリーズ。やっぱり面白い。
妖や物の怪、説明のつかない怪異な出来事を集める三島屋百物語。
本作から聞き手が代わります。百までいくのかな？

・「おいおいピータン！！」伊藤理佐
漫画。大森さんと渡辺さんの新シリーズ。相変わらずな世界ですが大好き。
”食べること”がテーマの短編集。

・「宮沢賢治の食卓」１．２魚乃目三太
WOWOWで、鈴木亮平主演でドラマ化されてたのは知ってたんだけど（見てない）
ネット漫画で原作を読んで・・・絵柄はなんていうか・・・うまくはないんだけど
それが宮沢賢治の世界と合ってる。
フィクションの部分もあるだろうけど、実際の作品と併せて読みたくなる。
「永訣の朝」に泣けました。

・ウェス・アンダーソンの風景 Accidentally Wes Anderson 世界で見つけたノスタルジックでかわいい場所
写真集。私の大好きな映画監督ウェス・アンダーソン。
作品のビジュアルが独特で本当に素敵なのです。
その、ウェスの映画に”出てきそうな風景”を集めた本です。


・「和菓子」中村肇
「本のバトン」のときに、教えていただいた一冊。
季節ごとの美しい和菓子の写真と説明。英語の説明も書いてあって、いろいろと勉強になります。

という感じですが、今年は何冊読めるかな・・・
老眼との戦いですが、たくさんいろんな本を読みたいな。
コロナのせいで映画がなかなか見られないだけに。