今日も晴れて暑い。
残暑というより夏のまんま。

日が暮れる。

今の軌道だと太陽が沈んでくると月が見えてくる。

図書館で借りてきた本を取り出す。
いかだ社。いいじまみのる著。やさしい紙ヒコーキ。

図書館でぺらぺらとめくってみてユニークだと思ったのは、1日1機7日でマスターというところ。

いきなり紙ヒコーキを折るのではなく、まずは折り線の基本からの練習。
しかも、「空中での引き折り」という。
紙を机の上に置くのではなく手で持って空中で半分に折るところから始めるという。
1日目。
手のひらの風車。
本を見ながら説明の通りに折る。




風車ができた。

手に挟んで息を吹きかけてみれば、クルクルとそれはそれはよく回る。
どうやら「空中での引き折り」というのがコツらしい。
机の上できっちりと強く折るのではなく、手で持って折ることによって、わずかに丸みの残る折り線をつけるということのようだ。
そして、中心線に丸みを残すことでまっすぐに飛ぶ紙ヒコーキができるという。
ビシッと折るのではなくやさしく畳むように折ることで、紙をいためることなく紙の強さを最大限に引き出すという。
なるほど。
案外とそういうものなんだよな。
つい今夜中に7日目まで進みたくなるけど、細切れ隙間時間はいっぱいある。明日は2日目の「かぐや姫」明後日は「つばさ」明々後日は「アロー」と進めてみよう。
ん・・・
こいうのって紙ヒコーキと限らずかも・・・
窓から月がのぞき込む。
今宵も長月の熱帯夜。
