今日は母の病院退院と老健入所。
迎えに行って病院を出ようとしたら、看護師さんたちが見送ってくださった。お一人は駐車場を出るまで見送ってくださった。
母が退院したがらなかったわけだ。良い病院だったんだなぁ。でも死ぬまでご厄介になれようはずもなく。
道中はどこもかしこも紅葉真っ盛り。綺麗だ綺麗だと母は大喜び。老健今からでもキャンセルできるよと水を向ければ、このまま家に帰ってもいい気がしてきたよと言う。でもやっぱりもうワンクッションと言う。
老健の方もとても丁寧に迎えてくださって、中の入所者同士の人間関係によってはまた出たがらなくなるかな・・・
諸手続き終えたらもう昼過ぎ。母はとっくに昼食の席に着いていた(^^;
足りないものを揃えたり余計なものを引き取ってくる前に、昼飯がてら近くの善光寺散歩。

善光寺の紅葉も真っ盛り。
ようやくにぎわいがもどってきた。










菊花展だ。
第101回善光寺菊花展覧会。
会期は11月1日~23日。

達筆なんだか大雑把なんだかわかんない看板だと思いながら観覧してびっくり!
この菊花展ってものすごくハイレベルなんじゃないのかな。





造園屋の親方の事務所や長野市のごみ焼却場へ車を走らせていると、「巴の錦」という看板を見る。酒の銘柄かと思っていたらどうやら菊の名前らしいと知ったのはつい最近。
信濃の国の大豆島村の信仰厚き人が善光寺に一鉢の菊を献上した。
たまたま参勤交代の折に善光寺参詣に訪れた加賀藩前田利常侯が目にとめて名を聞いたところ名無しと判明。惜しんだ侯は自ら筆を執って「巴の錦」と命名したのが寛永9年だそうな。
一茶が詠んでいる。
大名を味方にもつやきくの花。

そういえば建て替えが終わった長野県立美術館へまだ一度も寄ってないなと気が付いた。

落ち葉の掃除。松の剪定。ゆるゆると下る。



それからあちこち店を回って足りないものを買って老健へ持って行った頃には日はとっぷりと暮れていた。
入所した日は食事が喉を通らない人もいるらしいが、母は全て召し上がっていたそうだ。
ま。