小春日和のやわらかな陽射しを浴びながらおばあちゃんが縁側で猫と一緒にうつらうつら。
は、縁側があろうとなかろうと猫がいようといまいと、師走というにこの強烈な陽射しでは、無理。
レースカーテンをシャッとすればいいんだけど、今のレースカーテンはUVカットやらなんやらで、燦々陽射しの日中に照明をつけなければならなくすらなる。
雪の結晶和紙を貼り付けて遊びながら、この和紙ってなんか特殊加工してんかな?
水を霧吹きでシュッシュッとするだけでペタリと窓ガラスに貼り付くのだ。
試しに、去年飯山市美術館で開催された、和紙作家・森田千晶氏の展覧会で求めてきた和紙を貼ってみた。
ん。
水を霧吹きでシュッシュッしただけなのに、貼り付いている。
日本橋に行ったついでに榛原さんに寄って透かし和紙の見本帳を見せてもらった。
店員さんも試してるようで、セロハンテープは劣化したら大変でしたとか、水だけではどうでしょうか?とか、色々と情報をもらって、買ってきた。
水を霧吹きでシュッシュッ。
乾いて、触れば簡単に剥がれるけど、触れさえしなければ、乾くと同時にハラハラと落ちることはない。
貼り付いたままだ。
和紙って凄い。
和紙って不思議。
ふむ。
このくらいの陽射し好いな。
森田氏のは作家物だからそれなりのお値段だったけど、榛原さんに置いてあった透かし和紙の薄手はリーズナブル。1枚千円もしない。
簡単に貼れて簡単に剥がせるから臨機応変。
柄も色々あったし、もう2枚買ってこよう。
冬至過ぎれば少しずつ少しずつ陽射しは退いていくウサギ小屋リビング。