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今日のころころこころ

2016・2・17 おばさんぽ 平塚の野外彫刻 平塚市びわ青少年の家とヤドリギとヒレンジャク

小田急秦野駅北口で3作品みて南口からバスで平塚市七国荘。
七国荘ではとても親切にしていただいて嬉しかった。
ただ次のバスは約2時間後。職員さんに相談したらまあまあに歩けそう。
で、平塚市七国荘から徒歩で向かう平塚市びわ青少年の家。
ここには、1993年に開催された「湘南ひらつか野外彫刻展」1作品がある。
スマホのナビで七国荘から坂を下る。



古道だ。





今の道に出る。
でも、あんまし車走ってないから快適にふわふわと歩く。





お!あそこから入れってか。


雪が残っている。



おお!盛大に焚き火だ。手入れで出た枯れ草や枯れ木を集めて燃やすというシンプルな農作業すら規制されてる我が家方面はやはりどこかおかしいな。

のんびりと歩く。

お!すごい長屋門。

後で知ったが、びわ青少年の家の敷地は、子供達の教育に役立てて欲しいと、その長屋門の家からの寄贈だったそうだ。
そのお隣が平塚市びわ青少年の家であった。







「HOUSE・HOUSE・HOUSE」・緑川やよい・鉄&塗料・400×260×220。




真っ赤な椅子が何かを待つような。



そこで一喝???
ありがとうございました!ボイラーマンおじさま!!
そんな人工モンよかあっちの芸術の方が凄いぜ!!!
あっちって?おじさまの指差す方向には鳥の巣しか見えない。
あんたねぇ・・・鳥の巣じゃないよ!「ヤドリギ」!!!

あれがヤドリギであったのか!
恥ずかしいなんてもんではないがこの歳まであれは鳥の巣だと思い込んでいた。
確かに確かにこれにはいかなる人造も敵わない。



ヒレンジャクはヤドリギの実が大好物だという。シベリアへ帰る旅の季節にはちょうどよくヤドリギの実が熟しヒレンジャクはここで空腹を満たし、北へとまた旅立つという。
ヤドリギの種は、ヒレンジャクに食べられることによって旅をする。長い粘液質の糸を持って糞と一緒に落下。上手い具合に好みの木(びわ青少年の家の場合、ケヤキが一番お好きだが、桜もなかなかにで、なぜだか梅に一個)に引っかかれば、樹皮に潜り込んで寄生する。
ヒレンジャクの旅は、明日は平塚泊まりだねぇ!びわ青少年の家ケヤキホテルの飯は美味いんだよねぇ!なんぞと会話してるかどーかはわからぬが、まるでコース各所に上質なホテルが予約されているようだ。
おじさまが、あんたこの謎解いてくれ!とおっしゃるが・・・できるわけねーだろ。
でもなぁ・・・とおじさまの顔が曇る?
ヤドリギに寄生されると木が枯れるとおっしゃる。瘤ができたら終わりだとおっしゃる。

ん・・・。
かながわ名木100選をめぐる前の私は、人が悪ささえしなければ樹木の寿命はいつまでもと思っていた。が、今は違う。私はただの妄想おばさんだからおじさまには申し上げなかったが。。
人の雌は数百個の卵を持つ。けど、その内の99%、人によっては100%流れてしまう。1%の受精卵も、母親の胎内を出ることなく終ってしまうこともあれば100年以上生きることもある。木も同じ。ヤドリギに養分水分を吸い尽くされて枯れるというより、ヤドリギを養うだけの樹勢が無くなったということではないだろうか?人と同じで、それぞれに寿命がある。働き盛りでも倒れる時は倒れる。瘤も、人で言うなら加齢による動脈硬化を起こしたと言えなくもない。そんな気がする。
ま。
シーズンには、そのヒレンジャクを撮るべく同じくらいの数の人が集まるという。
びわ青少年の家という名前の由来もうかがった。
ここの地形が枇杷の形に似ているからだという。おまけに、落人伝説もあるという。
って・・・枇杷というのは、果物なのか?楽器なのか?はたまた琵琶湖なのか?琵琶湖と落人伝説となれば、これは近江王朝だ。
知的冒険の旅の始まりな場所。

そして・・・
緑川やよいさん!どこでどうしておられるんですか?
そんな人工の!とかましてきたおじさまであるが、鉄でできた作品の錆びを丁寧に落として意匠を損なわないように塗装しなおしているのは、このおじさまだった。
おじさまが私に話しかけてきた第一声は、あんた?緑川やよいさんか??だった。
はぁ?と面食らったら、洒落た帽子かぶってカッコ好かったからさぁ・・・おじさまは知的好奇心あふれる方だった。びわ青少年の家は大企業定年後の職場。ボランティア心でこつこつと作品のメンテナンスしながら、こんなみょうちきりんな作品作った緑川やよいさんとやらと一度話をしてみたいもんだなぁ・・と思っておられるのだった。
バス停に行く。
秦野駅行きでも平塚駅行きでも先に来た方に乗ろう。予定はそれから。
平塚駅行きが来た。











コメント一覧(10/1 コメント投稿終了予定)

うさぎ
マリンさまありがとうございます!
今宵は何を飲んでおられるのかな?
それにしても、恐ろしいほどに頑丈な肝臓と脚でいらっしゃる!◎◎!
秦野駅昼過ぎスタートの弘法山登ってあの日の短さマックスで!◎◎!
どこどー歩いてんだ(?_?)
一杯とは言わずに、もうどんどんいって、勢いでブログ開設いっちゃいましょうーよぉ!(^^)!
秦野の桜はいいですよ(^^♪


マリン
こんばんは。

お返事、ありがとうございます。

神奈川散歩は、往きがそうですね、今は湘南新宿ラインですか...で帰りが小田急で新宿で降りて山の手線というパターンが多いです。

この正月は小田急の秦野で降り、弘法山を登って降りて、そのまま一気に平塚の田園地帯まで歩きました。二日酔い^^;で秦野スタートが昼過でしたので田んぼに到達した時はもう真っ暗。しかし、富士山のシルエットは見ものでした...と、このあたりがお気に入りですね。

うさぎ様の記事にも何度か登場する地域ですね。メジャーでは無いけれども、なんとも味があります・(個人的に)

う~む、ブログですか...^^;
一杯やりながら考えます。

失礼致しました。

うさぎ
マリンさまありがとうございます!
そうでしたか・・・寂しかったですね。。。
湘南新宿ラインで移動されてるのかな?あれはヘタレだから、マリンさまが来られる日の晴天を祈ることにいたします!
歳(^^;感じますねぇ・・・
相手からなんかされるのではなく自爆してますもんね(^^;
組み手で相手さん殴ってなぜだか自分が亀裂骨折しちゃうとか(^^;
どこがマリンさまの「想い出」の場所なのかな!(^^)!
それより、ブログ書いてみませんか?
そしたら、私も色々と楽しいです!
新宿は、伊勢丹に行くだけではなんだかつまんない・・・
マリン
こんにちは。
早速のお返事、ありがとうございます。

残念ながらブログは持っておりません。一方通行のようで申し訳ございません。

私は多分、うさぎ様より2つ位上ではないかと思います。若い頃、神奈川西部におりました。今から数年前にこの地域に済んでいた知人の葬儀に出かけたおりに古巣を訪ねました。あまりに懐かしくて、どうやらパンドラの箱が開いてしまったようです(笑

以来、一人で神奈川放浪に出かけるようになりました。
夕刻まで歩いて一杯やって夢うつつで帰ります。新宿駅に降り立つと、夜も遅いのに人の多さに驚き、いっきに現実に引き戻されるようです。

いつも、うさぎ様がUPされた写真を一枚一枚クリックして拝見しております。訪問した場所がけっこう出て来るので楽しいです。また、次回のコースの参考にもさせて頂いております。

どうぞ、楽しい散歩をお続け下さいませ。

p.s.私の場合は空手ではないです。よせばよいのにヘタを続けて最近は、故障ばかりです...歳^^;



うさぎ
マリンさまありがとうございます!
はじめまして!そしてありがとうございます!!
稽古事は、私は極真です。松井館長のとこです。今西師範のもとにおいていただいておりまして八木沼二段にご指導いただいております。。
「七国峠」って、まずは名前に魅かれますよね(^^)
そこに物語があったら、なおのこと(^^)
元々写真多すぎ!と言われてるし自分でもしつこいと自覚しておりますのであんましアップしてませんでしたが、石の神様仏様が多数おられました。どんなに開発されても、いにしえの残り香はあるもんなんだなぁ・・・
ところで。
マリンさまはブログ等お持ちですか?
ぜひぜひお訪ねしたい!!!
マリン
始めまして。
いつも楽しく拝見しております。

私の場合は年3~4回程なのですが、神奈川県西部を中心に「おじさんぽ」をしております。人があまり行かないような場所を散策されている方がいらっしゃる...似たような、稽古事もしている.と、勝手ながら拝察している次第です。

以前、真冬の土屋~七国峠のコースを歩いたので記憶と重ねて拝見致しました。「頼朝に加勢した地元の武将にまつわる悲しいお話し」をチェックして出かけましたが、七国峠はちょっとがっかり。しかし、途中の風景は素朴で心が落ち着きました。

失礼致しました。
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