今朝の私のウンコは立派なバナナだった。くちゃくはない。
これなら土に埋めれば立派なごちそうになるんじゃないかなどとわけのわからぬことを思う。
ひと月ほど前はチラッと様子見てさっさと流していたのだけど、今はなんとなく考えながら見てしまう。
この本を読んだからなのだ。
丸善さんを出ようとしたら児童書売り場に平積みになっていた「ウンコロジー入門」:伊沢正名著:偕成社。
これ児童書か。
実に面白く素晴らしい内容だった。
いくら何をどうしようとヒトだけが地球の生態系から著しく逸脱してる感は否めない。
でもこの本を読んだら、ヒトだって本来は生態系のちゃんとした存在だったんだと納得できた。
生きるためには他の命をもらわねばならぬ。ヒトはもらうだけで与えぬと思っていたのだった。
でも、例えば日本なら江戸時代くらいまでは、単純に毎日の生理現象を単純に土にすることで還していたんだな。
ノグソでなくても、くみ取り式でし尿は肥料だったんだ。
そうして、どんな気遣いより生態系にはノグソが素晴らしいごちそうだったんだ。
だからといって偉大なる伊沢氏のようにノグソをできようはずもない。
都市化が進むと公衆衛生上のこともある。
ん・・・
でも色々と意識だけはしておこうと思うのだった。
ま。本日の稽古も無事終了。