<むしまるQゴールド 味わいの2002年度 その1>
あうんのドッグ 作詞/亜蘭知子 作曲・編曲/西原俊次 歌/岩本恭生
『味わいの2002年度』です。この年の新曲は3曲だけなのですが、いずれもじっくりと味わい深い作品となっています。最初の曲は『あうんのドッグ』。
犬たちは言葉はしゃべれないけど、おしっこやお尻のにおい、尻尾のふり方なんかでコミュニケーションできるんだよ、という内容を歌っています。阿吽の呼吸のコミュニケーションで、『あうんのドッグ』。なんか無理やり『ハウンド・ドッグ』(1956年)に持っていきたい気持ちがあふれています。
エルヴィス・プレスリーとくればこの人、岩本恭生さん。しょっぱなから「ゆえんなつばら あうんのドッグ」と、ものまね名人芸全開です。
この「ゆえんなつばら」というフレーズは、いわばそら耳界のクラシックみたいなもので、「You ain't nothing but a hound dog」という歌詞が「ゆえんなつばらハウンド・ドッグ」に聞こえると随分昔から言われていたようです。「湯煙夏原(ユエンナツバラ)」のことだというので、「湯煙りの 立つや夏原 狩の犬」といった俳句モドキまで人口に膾炙したとか。
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