<むしまるQゴールド 挑戦の1999年度 その4>
じいちゃんは、ホタルになった。 作詞/里乃塚玲央 作曲・編曲/堀井勝美 歌/速水けんたろう
夏歌ってのがありますよね。夏になると無性に聞きたくなる歌。ああ、サザンだね、いや、チューブだよ、という声が多数だと思いますが、夏歌の中には、和風のメロディに乗せてなつかしい日本情緒を歌うものがいくつかあります。吉田拓郎の『夏休み』、井上陽水の『少年時代』。JITTERIN'JINN の『夏祭り』なんかもそうでしょう。
『じいちゃんは、ホタルになった。』は、こうした日本的な夏歌にしようという意図をもって作られた歌に違いありません。「じいちゃんはホタルになった ほんとの日本の夏みたいに」ですから。
直接の元ネタとまでは言い切れないのですが、『少年時代』が一番雰囲気が似ているかもしれません。
私ニール・キネスは大分県出身なので、同郷であるかぐや姫の『ひとりきり』とのカップリングが気に入っています。「鳥がないて川が 流れて 野山はいま花が咲きみだれ 汽車は行くよ煙はいて トンネル越えれば竹中だ」と南こうせつが故郷を歌った歌ですが、私の地元は竹中の川むこうの戸次というところでしたので、いやが上にも郷愁をかきたてられます。それに続けて聞く『じいちゃんは、ホタルになった。』はまさに本物の日本の夏ですね。
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