人生ひとり旅気まま旅

ぶらり海外旅行に行った記憶、思い出を中心に楽しく伝えたい。

窮余の策、嗅ぎタバコ登場!?

2010-05-18 09:44:53 | 日記
タバコの有害性が問われ、禁煙が更に謳われている中で、またまた新商品が登場したようだ。

公共施設や公共乗り物、そしてレストランやホテルまで禁煙が広まってきている中、愛煙家のかすかな願いを叶えるアイデアがいろいろ登場してきている。

ちょっと前は、電子タバコという全くタバコの成分を含まない要は疑似タバコが発売された。タバコ状の器具で吸引するとタバコの先が赤く光り正にタバコの様。そして口から息を吐くとタバコのような煙まで出る。これは水蒸気であって、タバコ本来の副流煙は問題にならないという。昔「私はこれで会社を辞めました。」というコマーシャルで人気が出た禁煙パイポと同じパターンだ。

しかし、今回登場した新製品「ゼロスタイル・ミント」というものは、こういったものとは違い、基本的にはタバコである。嗅ぎタバコと言われるもので、要はパイプ状のものにタバコの葉が詰まったカートリッジを入れて吸い、タバコの香りを楽しむというものだ。タバコの葉を入れているので、パッケージ本体にもタバコである旨と傾向に害を与える危険性があることを明示しているなど、本来のタバコと同じ扱いになっている。

ただ違うのは煙が出ないということだ。副流煙についてはクリアできているが、匂いはどうなんだろう。タバコが苦手という人たちは、煙もそうだが、あのタバコの匂いそのものが嫌いという人が多い。

そこで今ちょっとした話題になってきているのが、乗り物内でこれを吸ってもいいかということだ。確かに煙が出ないので副流煙は心配ない。しかし、タバコの成分そのものがあるために匂いは残るはずだ。これがある意味密室状態になっているところではどうなんだろうということなんだね。

そしてその意見がやっぱり分かれているということらしい。まずは飛行機だが、日本航空では吸ってもかまわないという見解に対し、全日空は機内では吸ってはいけないということで真っ二つに分かれている。更にJR東日本は特に禁止はしないという考えだという。

まだ17日に東京地区に限定されて発売されたばかりなので、企業側も対応をどうするのかという方針もまだ決めかねているんだろう。

ただ、OKということになれば、満員の通勤電車の中でも吸えるということになる。ただでさえ不快な満員電車の中にタバコの匂いが加わるということになればこれまた厳しい状況かなということになる。飛行機でも満席で隣や周りからタバコの匂いが充満してくれば、これまた厳しい感じが否めない。

もはやタバコ自体が悪で吸っている人も犯罪人にでも仕立てられそうな状況なんだが、JTにしてみればたばこ離れが続く中でなんとか起死回生を図るヒット商品になりえるのか戦々恐々なんだろうね。

まあこの商品も当然匂いという部分にも対処するために、敢えてミント風味にして匂い対策を考えているんだろうけれどね。ただ匂いということになるとこれまた難しい問題だよね。

例えば飛行機なんかもそうだが、よくエレベーターなどで化粧品というか香水のものすごい匂いをさせて乗ってくる人にも困るしね。更には、実際に合った話だが、アメリカで飛行機に乗ろうとして機内に入ったが、体臭が臭すぎて飛行機から降ろされたなんていうこともあったというしね。匂いというのはなかなか難しい問題だよね。ちょっと余談だったかな。

私自身はタバコとは全く無縁な人間なのだが、それでも愛煙家の気持ちを考えると同情してしまうね。ただ、世界的な禁煙化の方向性からすると、嗜好品としてのタバコ文化というものが近い将来消滅してしまうような気がするね。いずれにせよ愛煙家たちには肩身の狭い世の中になってきたねえ。

ただ、タバコの次に健康に害のあるものはというように魔女狩り的に他のものにまで波及するようなことにはして欲しくないなあ。もちろんお酒のことだけど。

これってワガママかな?