人生ひとり旅気まま旅

ぶらり海外旅行に行った記憶、思い出を中心に楽しく伝えたい。

万博でも中国が得意技を披露?

2010-05-05 09:17:34 | 日記
連日大混乱の状況が報道されている上海万博だが、そろそろ中国政府の得意技がまたまたはっきされることになりそうだ。

1日に開幕して以来、中国の人達のマナーの悪さが強調されている博覧会だが、特に人気ナンバー1の中国館の入場予約券を巡っての大混乱の様子が世界中に配信されている。世界に向けて、また中国国内に向けて中国の勢いを示す舞台であるが、ある意味心配された中国人のマナーの悪さばかりが目に付くというか、報道されるようになってしまった。

そもそも開幕前からテーマソングの盗作問題でやっぱりまたかという空気が流れる中、きちんと並ばない、そこらじゅうにごみを捨てるといったマナーの問題がクローズアップされてしまった。

そしてついにそういった報道に業を煮やしたというか、香港のメディアが相変わらず繰り広げられる中国館の予約券の奪い合いを取材していたところ、ボランティアのスタッフたちが「邪魔だ、撮影するな」と語気を荒げ、何度もカメラを叩いて壊してしまったということだ。

やっぱりというか、触れられたくない部分のもみ消しが始まってしまった感じなんだね。今まででもそうだが、事あるごとに自分達に不都合なものに対しては蓋をして国民に知らせないという得意技をまたここで披露する形になってしまったんだね。

今後もこういった自体が発生することになれば、折角の博覧会も台無しになってしまうね。但し、こう思うのは外国人のみというところも悲しいんだけどね。中国政府は、国民に対しては中国の経済力の力強さや素晴らしさだけを強調して流すために、愛国心を煽るプロパガンダとして利用するんだろうな。

ただ悲しいかな、経済不況が続く世界の中で、唯一といっていい急激な経済成長を続けているのが中国な訳で、こうしたマナーの無さを報道することが逆に僻みに見えてしまいそうだというのが辛いね。

北京オリンピックの場合は、それこそ全世界にテレビ中継がなされることもあり、北京市民に対しても徹底してマナーの順守を求めたが、期間も短いこともありまだなんとかなったんだね。

でも今回の上海万博の場合は半年間という長い期間であるとともに、実際は世界へ向けてというよりも中国国内に向けてのアピールの場という感じが強いという違いもあるんだろう。だから今回の取材妨害もある意味中国国内である香港のメディアに対しては、国内でのそうした批判を封じてしまおうということが影響したのかもしれないね。

しかし、今回の万博だが、目玉がなんなのかというのがいまひとつピンとこないんだよね。殆どのパビリオンで目玉となっているのがCGなどを使った映像なんだね。確かにそうした技術の進歩はすばらしいんだが、どこもかしこも映像だけではちょっとさびしいね。

やはりそんな中で技術力を見せているのは日本ということになるんだね。やっぱりこうしたすぐれた技術をもっともっと世界に売り込んで、景気回復に向かわないとね。

もう端から分かり切っている中国人のマナーの報道ばかりじゃしょうがないのかもね。