人生ひとり旅気まま旅

ぶらり海外旅行に行った記憶、思い出を中心に楽しく伝えたい。

マナーの悪さは日本人の方が上?

2010-05-16 10:48:21 | 日記
上海万博を見て中国人のマナーの悪さを呆れている場合じゃないよね。

今週開催されている男子プロゴルフのメジャートーナメント「日本プロゴルフ選手権」も観客のマナーの悪さが際立っているようだ。

長崎県のパサージュ琴海ゴルフコースで行われている訳だが、前週の中日クラウンズで遼君が58の世界記録のスコアを出して優勝したこともあり、練習日から大勢の観客で賑わう盛況ぶりだった。

しかし、大会が始まるとその大勢の観客が問題になってしまったんだね。マナーの悪さということが問題になってしまったようだ。昨年の日本オープンでも観客のマナーの悪さが問題になったが、今回も携帯電話の使用などマナーを守らない行為が目立っているという。

長崎でメジャートーナメントが開かれるのは初めてのことでもあり、本来のゴルフファン以外の単なる遼君見たさのミーハーは観客が大勢集まってしまったというのも原因の一つだが、選手たちもプレーに集中できずに迷惑を被っているようだ。

そのせいだけではないだろうが、お目当ての遼君は予選落ちを喫してしまいある意味ファンも決勝ラウンドに出向き人も減ったような気がしたね。

しかし、そのおかげでというか、本来のゴルフファンたちだけの観戦となってマナー違反者は激減したようだ。決勝に残った選手たちにとっては有難いのかもしれないが、運営側からすれば遼君が予選落ちしたことで大きな損失だろう。

遼君パパは、こういう状況が続くのであれば、遼君のプレーの邪魔はもちろんのこと同伴競技者に対しても多大な迷惑をかけることになるために、運営がしっかりしている大会にのみ出場するような形になるかもしれないと危惧しているんだね。

生意気なことを言っているんじゃないっていう人もいるかもしれないが、至極当然のことだよね。ゴルフ自体は個人プレーの競技だが、一緒にプレーする人もいる訳でその人たちにも迷惑がかかるようではどうしようもない。

日本人の全く悪いところの一つだが、ゴルフのプレーを見に行くという考えではなく、単なる人気者を見に行くという感覚でゴルフ場に足を運んでしまい、周りを一切気にしないという感覚だね。自分さえよければよければという感覚はまさに今の社会でも問題になっている部分そのものだね。

今まで一度もゴルフに興味を示したこともなかったおばさんたちが大挙して押し寄せてキャーキャー騒いでしまう、スポーツも芸能人のイベントも区別がつかないような行為をやられるとまさに台無しだ。

本来ゴルフというスポーツは、静のスポーツだ。止まっているボールを打つスポーツだし、打つ瞬間はシーンと静まり返った中でプレーをするというのが本質だ。だからこそ1打に集中できるし、息を飲むその迫力がまた魅力でもある訳だ。

そういうスポーツの中に、携帯電話で撮影するわ、電話するわではプレーする側も見る側も興ざめだ。私自身でいえば、例えば野球の試合でも、四六時中応援団がドンチャカやっているのは大嫌いだ。野球もピッチャーが投げてバッターが打つ瞬間は、静寂の中であるべきだと思う。

ピッチャーの投げるボールが唸りを挙げてキャッチャーミットに納まる音、バッターが渾身の力でボールをはじく音、これらの音が聞こえて初めて興奮させられるんだな。ただ鳴り物入りの応援で騒いでいるだけでは、本来の野球の楽しみ方じゃない。

ましてやゴルフならなおさらだ。マスターズトーナメントのあの観客(パトロン)達のマナーをぜひまねてもらいたいね。ショットの瞬間は風の音しかしない静けさで、スーパーショットが決まった瞬間には大歓声が上がる。これこそが観客と選手が一体となって盛り上がれることなんだね。

遼君の人気のおかげでゴルフ界も大いに助かってはいるんだろうが、運営に関してももっとマナーを正させないといけないね。何も遼君のためというんじゃないよ。根本のゴルフ観戦のマナーくらい守れないようでは、観戦に行ってほしくないね。

でもああいう行為を見ていると、今の若者だけじゃなく、いい年した大の大人もマナー自体が無くなってきているんだと感じるよね。

上海万博の中国人のマナーの悪さを笑っている場合じゃないよね。今の日本人はもしかしたらもっとマナーを弁えない国民なのかもしれないよね。