7/27 ビザ切れ英愛旅行記3 二日目その2 Kildare二日目
カラ競馬場
いよいよ憧れのカラ競馬場に突撃
広大な地底湖を蓄えた草原の上に、柵だけ打って作った競馬場
そんな雄大な競馬場に前から一度来てみたかったので、ワクワクします
天気は最高の競馬日和
入ってすぐ左手には、装鞍所があります
日本人には、パドックに見える広さ
しばらく行くと、また馬君の銅像
恐らく最後の三冠馬、世界のスーパースターNijinsky像です！
その先には、大きなパドック兼ウイナーズサークルのパレードリンク
その先には、更にヴィンテージクロップの銅像
像の多い競馬場ですが、それだけ名馬が多いんでしょうね
日本でも最近、ようやくハイセイコー像やオグリキャップ像など大きめの像ができました
以前のトキノミノルやシンザンのは小さかったですからね…
せっかくなのでカラの1200m超の直線に入ってみました
先が見えません…
芝は決して長くはありませんね
馬場では、ジョッキーが熱心に芝をチェックしてました
カラのゴール板
今日は欧州最初の二才GIフェニックスステークスの日なので、その看板が出ています
競馬場に着いたら、まずビール！
アイルランドなので当然生ギネスですね(5：900円)
連れはサイダー(シードル)(5.2：940円) 日本のよりリンゴの色と味が強そうです
これを良いお天気の屋外ベンチで飲んでいい気分
１R カラステークス（準重賞）1000m 6頭 一着賞金 586万円
そうこうしてるうちに14：00の１R の発走が近づいてきました
前回のイギリスでレーシングポスト指数の有効性を痛感した私
今回、それに頼ってみようと思ってました。
しかし当日レーシングポストを見ると短距離や二歳戦は指数の回収率が悪いこと、
ハンデ戦に比べ別定戦も悪いと書いてあったので、様子を見ながら賭けていきます
このレースは前走アスコット5fのGⅢ三着のElusiveCity牝駒3番ConnieMacが圧倒的人気
レーシングポスト指数（以下「指数」）でも一番ですし
しかし、これがいきなりスキラッチ…
代わって押し出されたのが、7番のFasiliev牝駒SilverShoon
指数二位で四戦二着二回三着一回、前々走で準重賞を二着してます
父はコンゴウダイオーなどで有名で、日本に輸入されてますね
騎手買いなら、ムルタの2番Call me Alice（可愛い名前ですね）でしょう。
父はヨハネスブルグ、日本に来たへネシーの代表産駒です
ヨハネスブルグは、今日のメイン フェニックスステークスの過去の勝馬です
ただ、この馬は戦績的にも指数的にも苦しそうです
押し出された割にはSilverShoonが結構かぶって、2.5倍程度の一番人気。
6頭立て単勝にしてはつきますが、かぶり過ぎの気がしたので「見」
レースはSilverShoonは駄目で、ムルタのCall me Aliceも踏ん張りましたが及ばず
6番のPasarSilbanoが快勝しました。SilverShoonを買わなくて良かったです。
良く見るとPasarSilbanoの騎手Lathamは、先ほど熱心に馬場状態を見てた騎手
やはり真面目にやると良いことがあるんですね
2R ウォーターフォード ハンディキャップ2400m11頭 一着賞金 200万円
２Rの指数一番は９番のFleeting Moment
ここ二走もハンデ戦で三着、二着と来てて良さそうです
しかし、先ほどのレースでムルタが格下の馬で善戦してること、
朝見たリッジウッドパール絡みでGrand Lodge産駒にそのムルタが乗ってること、
配当が7.5倍もつくのこと、などを勘案して5番のAnother JayJay狙いに！
単を10ユーロ（1800円）買いました。9カ月ぶりを一叩きされて、上澄みに期待です。 
Another JayJayは最後よく差してきましたが,8番のTnago Foxtrotを捉えられずに二着…
またもや二着・三着の神様に取りつかれそうです…
（ちなみにtotoの複勝は2.4倍ついてました（泣））
ちなみに、この8番の単勝を連れが取ってました…
ゴール前スタンド
3R フェニックスステークス2歳（GI）1200m 6頭 一着賞金 3250万円
次はメインのフェニックスS、欧州最初の2歳GIです、勝馬には名馬が多いです
ここ数年でも「ヨハネスブルグ」や「ジョージワシントン」などの活躍馬を送っています
ウエッジウッドがスポンサーについたので、カップは全てウェッジウッド製
圧倒的人気は、二番のLucky Story牡駒Art Connoinsseur、鞍上スペンサー
前走アスコットの二才G?を二馬身差以上つけて圧勝ですから納得です
愛調教馬に土俵を荒らされてる英、愛の土俵を英調教馬で雪辱したいようです
私は、このレースにここ10年で8頭も勝馬を出してる地元の天才A.オブライアン厩舎から
二戦二勝のDanehill Dancer産駒Mastercraftsmanの単を10ユーロ購入（5.5倍）。
父は日本ではイマイチですが、欧州ではDanehillの後継はこの馬でしょう
昨日キングジョージを勝ったムルタですので、二日連続GIと行けるかが微妙ですが
ところがふたを開けてみるとMastercraftsmanが圧勝！ムルタは凄いですね。
血統的にもこれからも楽しみな馬ですから、次からも注目したいと思います 
10ユーロが55ユーロになりました!!
4R バリーホースフィードH 1200m 18頭 一着賞金 316万円
次のレースは18頭もいるので、わけが分かりません…
血統だけ見ると馴染みの産駒がいっぱいいますが。
3番 My Girl SohieはDanzigの3歳牝、名門Bolger厩舎
2番のRomeo's on FireはDanehillの4歳牡駒
15番は、日本にいたSoviet Starの牝駒Shauna's Princess
結局、15倍もつくので「指数」1位の1番Inourthoughtsをイーチウェイで10ユーロ(合計3600円)
後で写真を見たら、腹が撒き上がってますね…。これじゃぁ来るわけありません…
パドックで見ると減量の若いお姉ちゃんが11番に乗ってましたが、3着に頑張ったようです
（複勝4.6倍もついてました）
勝ったのは、２Rに続いてSmullenの4番でした
もう一つの一般スタンド、イギリスのような区分けはありませんでした
5R 愛種牡馬協会賞ミモザS（準重賞） 1200m 6頭 一着賞金 820万円 
こうしてみても、直線は長いですね… 直線に向いても当分見えません…?
ここも馴染みの種馬が何頭も
3番Sadler's Wells牝駒の4歳Akua'Ba、Bolger厩舎は良血が多いです
4番Danehill Dancer牝駒の4歳Aleague of the irown
他にもヨハネズブルグやカドージェネロー、Dr Fong、ゴーランなど様々です
私は色々悩んでキネーン鞍上の2番Age of Chivarlyを買おうと思ったんですが、
買いに行ったとたんにオッズが下がりだし、なんか嫌なのでやめちゃいました
これが正解で、うちからじっと我慢して抜け出したキネーンを外からムルタが差し1着
キネーンは3着でした。4番が2着。やはり、ムルタはやりますね…
このレースを勝ったElletelle（父Elnandim）はシンジケートホース
一口馬主みたいなもので、英ダービー馬モチベーターもそう
なので、パレードリンクは大賑わいでした。
6R グランゲコンスタッド賞牝馬未勝利 1600m 17頭 一着賞金 210万円
良い時期の2歳マイル戦だけに、ここも豪華な種馬の仔がそろいました。
Danehill Dancer、Daylami、バラシア、Fasiliev、サドラーズウェルズ、ハイシャパラル、
プルピット（Bolger厩舎）、ガリレオ（O'Brien厩舎）、Storm Catなど錚々たるメンバーです
中でもサドラーズウェルズは、三頭も産駒がいます
今日好調のSmullen鞍上9番Dance Passはサドラーズ×ダルシャーンのいかにも欧州向き配合
14番のSahhire Braceletも、同じくサドラーズ×ダルシャーンのニックス配合です
このパターンの成功例はHigh Chaparalなど7頭以上のGI馬を産んでます
サドラーズ産駒でも特にA.オブライアンがムルタで送る15番のSpiraが初出走なのに一番人気です。
Spiraの母はDr.Fongの妹ということもあって、注目を集めてるようです
今日のフェニックスSを勝ったデリック・スミスさんの持ち馬です
私はこういう血統人気は蹴飛ばすポリシーなので、初戦2着のStorm Cat牝駒の16番Tingling
のイーチウェイを10ずつ（3600円）購入。単勝で8倍ついてますので美味しいです。
一番のAgain（父Danehill Dancer）はTinglingと同じ馬主さん
デビュー戦は七夕の日でしたが8着に負けてます。
Tinglingは直線先頭に立ち最後まで良く粘ったのですが…
あと10mで同じ勝負服のAgain（父Danehill Dancer 母Cumbres）に差されました…
やはり二着・三着の神様は強力です（号泣）
ブックメーカーで複勝を買えないのは痛い（イーチウェイの複は単の1/5配当で美味しくない）
一応複は当たったので20ユーロ投資で24ユーロ（Totoなら200円）戻って来ました。
7R ウエッジウッドH 1400m 20頭 一着賞金 168万円 
泣いても笑っても最終レースです
メインほど立派なものじゃないですが、ウェッジウッド冠レースなのでウェッジウッドのカップ
ここは、20頭もいて訳が分かりません…。指数も並んでトップが三頭います…。
その中の一頭が、ザロック産駒の仏産馬10番Kashimir Lady
今季は休み明けを二戦して共に6着。ただ、今まで未勝利…
1番のTobougg産駒Nortburnは、ハンデ戦を4着2着ときてて、鞍上ムルタも魅力
2番のLe Citadelは、輸入されたStravinsky産駒
休みなく使われて今季11戦目、三走前にハンデ戦を勝ってますが、ここ二戦は9着、13着
7番のBreaker Morantは、Montjeu産駒の7歳牡馬。4歳までに4勝しましたがその後は調子を崩し、
今年から復調してハンデ戦で三連続二着、二走前こそ６着敗退ですが、前走は2着してます。
その他にもDanehilDancerやバラシア産駒、Bolger厩舎の8番Ceol Loch Aoidhなど悩みます。
「迷ったら騎手買い」に走るのですが、ムルタの1番の単が5.5倍もつくので、
先ほどの複の配当24ユーロ（4300円）をそのまま単に転がしました。
しかし、ムルタは差してくるも三着…（複勝は170円…）。
欲をかかずに、複勝の神様と仲良くすれば良かったです。
2番のStravinsky産駒が勝って、連れは二万円くらい儲けたようです。
結果
1R見 、2R-10、3R +45、4R -10、5R 見、6R +4、7R -24
総投資74 回収49 収支マイナス25（4500円）
感想
草原が綺麗で、天気も良くて気持ち良かったです
馬券もそこそこ当たるし、血統も騎手もそこそこ知ってるので楽しいですね
それに、ここはブックメーカーが一か所に固まってるので、オッズ比較が楽に出来て良いです！
憧れのカラのコースも見れて、非常に楽しかったです