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MAK127SPとSV305を用いた直焦点撮影(71)

2021-09-03 00:27:43 | 土星
(1)MAK127SPとSV305を用いた直焦点撮影概要
 ・撮影対象
  土星[9]
 ・機材
  望遠鏡:MAK127SP 1500mm F12[1-4]
  ファインダ:AstroStreet 8x50mm 90°正立像ファインダ
  イメージセンサ:SV305[5-8]
  架台:ポルタ経緯台
 ・画像処理
  パソコン:WindowsノートPC(Core i5 2.30GHz 、8GB、240GB-SSD)
  イメージキャプチャ:SharpCap3.2[10] 撮影時間:約30秒(約900フレーム)、aviファイル
  スタック処理:AS!3(AutoStakkert!3)[11] 取り込みフレームの品質上位50%をスタック
  Wavelet処理:RegiStax6[12-13] AS!3からの出力画像(tif)をWavelet処理
  後処理:ImageMagick[14] bmp→jpg変換、トリミング処理、GIFアニメ[23]合成処理
  画像解析:マカリ[24-25] コントア機能

(2)土星の撮影結果(上が北)

2021-08-25 21:30 土星(等級:0.3、視半径:9.2")[15]
SV305, MAK127SP 1500mm F12
SV305, Gain 30, Exp. 33ms, WB(B=212 G=100 R=125), 1920x1080, RGB24, 30fps


上記のコントア画像(コントアの本数:50)
※マカリのコントア機能で作成
※土星の衛星タイタン[9,20-22]が、画面左下に確認できる


2021-08-25~28の4日間で撮影した4枚の土星のコントア画像をGIFアニメに合成
(2021-08-25 21:30、2021-08-26 20:30、2021-08-27 21:28、2021-08-28 20:14に撮影の4枚の画像を使用)
※衛星タイタンの動きが確認できる

・口径:127mm
・ドーズの分解能:0.91"[16]
・イメージセンサ分解能:0.80"相当[16]
(イメージセンサ画素ピッチ:2.9μm[17])

(3)まとめ
MAK127SPにSV305を取り付けて、土星の直焦点撮影を試みた。
撮影データのスタック処理にAS!3を用い、その後のWavelet処理にRegiStax6を用いた。
さらに、2021-08-25~28の4日間で撮影した4枚の土星のコントア画像をGIFアニメに合成することで、衛星タイタンの動きを、よりわかりやすく確認できた。

参考文献:
(1)Maksutov Cassegrains
(2)マクストフカセグレン式望遠鏡-Wikipedia
(3)Sky-Watcher-Wikipedia
(4)Sky-Watcher Global Website
(5)SV305デジアイピースの使用方法
(6)SVBONY SV305 取扱説明書
(7)Svbony SV305 Camera FAQ
(8)SVBONY
(9)土星-Wikipedia
(10)SharpCap
(11)AUTOSTAKKERT!
(12)RegiStax6
(13)RegiStax-Wikipedia
(14)ImageMagick
(15)今日のほしぞら
(16)望遠デジタルカメラの分解能-goo blog
(17)IMX290NQV
(18)カッシーニの間隙-Wikipedia
(19)土星の環-Wikipedia
(20)Saturn's Satellites
(21)土星の衛星-Wikipedia
(22)タイタン (衛星)-Wikipedia
(23)GIFアニメーション-Wikipedia
(24)すばる画像解析ソフト-Makali`i-配布サイト
(25)マカリ:Makali`i 超入門編(マニュアル)
(26)MAK127SPとSV305を用いた直焦点撮影-goo blog
(27)MAK127SPとSV305を用いた直焦点撮影(2)-goo blog
(28)MAK127SPとSV305を用いた直焦点撮影(61)-goo blog
(29)MAK127SPとSV305を用いた直焦点撮影(64)-goo blog
(30)MAK127SPとSV305を用いた直焦点撮影(66)-goo blog
(31)MAK127SPとSV305を用いた直焦点撮影(67)-goo blog
(32)土星-NAOJ

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2 コメント

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土星写真に関して (starskys2)
2021-09-03 10:26:40
新星空の友です。

何回もコメントさせて頂きます。
土星写真、拝見しました。
私は露出オーバーの土星の環が気になりました。
C環も写っていますね。
露出オーバー気味にしますと、淡いC環もあぶり出せます。特に今年の土星はC環が写り易いですね。
太陽光の当たり具合が丁度C環を照らすのだと思います。
ソフト現像時、土星の露出をC環がうまく表現できるよう微調整してみるとよく判るかと思います。
127㎜口径で今年の土星のC環をうまくあぶり出すことにも挑戦してみてはいかがでしょうか。
参考になればと思い、書きました。
今後もマイペースで星空観察・撮影を楽しんで頂きますようお願いします。
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Re:土星写真に関して (KIMUKAZU)
2021-09-03 17:54:59
新星空の友 様

いつもコメント、ありがとうございます。
8月下旬は、薄雲はありましたが晴れの日が多く、また、シーイングも良好でしたので、木星、土星、月の観察を楽しむことができました。
この観察の中で、土星の衛星の存在を、撮影画像から今回初めて確認することができました。
一方で、ご指摘の土星のC環も含む環の構造の撮影・観察は、口径127mmでは分解能不足(B環とC環の区別など)で、なかなか難しそうです。
また、9月に入ってからは、天候の影響でなかなかベランダでの星空観察が実現できません。
しばらくは、昨年の撮影画像も含めて画像解析などをマイペースで楽しみたいと思います。
引き続き、ご指導よろしくお願いいたします。
返信する

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