おきなわさんのKIMONOしらず

着物って一年たつと自分の中の常識が違ったりする(笑)
そんなわたしの着物に関する成長記録
最近は紅型や琉装も興味アリ

【昭和モダンキモノ 抒情画に学ぶ着こなし術】

2014年04月22日 | きものの本
図書館で素敵な本を見つけました
同じタイトルで違う表紙だったので上下巻かとおもい
借りてきました
(中身は一緒でした)






おきなわさんが自分で着物が欲しいと思ったのは
アンティークの大胆な柄をみたときでした

それまで自宅に眠っているおきなわさんママの着物は
ちまちました柄ばかりで
袖を通したいとも思わない物ばかり
唯一 その中でいいなと思う着物は
おきなわさんママが振袖の練習用に求めたもので
大きなシミがついていて実際にきることは不可能
それでも白地に大胆な椿の柄はおきなわさんの心をくすぐり
どうにか着れないものかと悩んだのでした

そんな感じですから
おきなわさんは古典文様よりモダンな文様を好み
奥ゆかしい姿より主張する着物姿の方が好きなのかもしれません


この本は
竹久夢二や高畠華宵などの残した作品を元に
大正から昭和初期の女性の着姿を
紹介しています

モダン模様コレクションと称し
孔雀・薔薇・トランプ・十字絣・梅椿・蘭・釣鐘草
百合・チューリップ・鈴蘭・薊・ダリア・ひまわり・蜘蛛の巣
矢絣・蜻蛉・桔梗・紅葉・葡萄・菊
などを紹介しています

おきなわさんも何年か前
竹久夢二さんの作品を元にして
つくった着物を羽織らせて頂きました
トランプやよろけ縞
マッチ棒など 独特な世界観でしたが
モダンだけど派手ではないその感覚に
なぜかノスタルジックな気持ちになりました


また59ページには
洋風の建物を描いた
めずらしい意匠の着物が紹介されています

おきなわさんの好きな着物ブランドに
銀花仙というブランドがあるのですが
その中にもシルクロードというタイトルの建物を描いた訪問着があります
この銀花仙というブランド
ずっと新しい図案を提案していると思っていたのですが
原点はすでにあったのですね


またこの本にはぜひ見て頂きたい項目があります
『美しいしぐさ』というページです
日傘のさし方やさしたままのお辞儀の仕方など
とても上品で美しい姿が紹介されています
また冷たいおしぼりがでてきたときの使い方では
汗をかいてしまった時の顔のふき方を紹介しています


古典模様が苦手だけど着物には興味がある…
そんな方にはぜひ一度手にとってみて頂きたいと思います

最新の画像もっと見る

コメントを投稿