おきなわさんのKIMONOしらず

着物って一年たつと自分の中の常識が違ったりする(笑)
そんなわたしの着物に関する成長記録
最近は紅型や琉装も興味アリ

名古屋帯と袋帯  生まれは名古屋が先だった!

2014年05月01日 | きものの本
おきなわさん
最近は着物に関する本をなるべく
たくさん読もうと思っていまして
そんな中でみつけた本です

【ひと目でわかる!保存版
帯の基礎知識】
(社)全日本きもの振興会推薦







この本は帯に関して意外と細かく
そして分かりやすく記述されているので
いろいろと用途は広がりそう
(おきなわさん向けです)


そしておきなわさんには
衝撃的な事実が…



まず一つ

半幅帯の紹介にあるのですが

『錦織や緞子、唐織などの
豪華な細帯は、
パーティなどにも使えます。
こうした帯は
浴衣用の半幅帯よりも長めなので、
さまざまな帯結びができます』



実はおきなわさん同じセリフを聞いたことがありました

帯の職人さんとお話する機会があったのですが
その方の半幅帯は振袖などに使って
正月や結婚式じゃない盛装のとき
袋帯などで気張る必要がない時に
気軽に使ったらいいという話でした


その当時のおきなわさんは「なるほど~」とうなづきつつ
そばにいた着物に詳しい先輩方の顔を見渡してみると
なんともいい表わしがたい表情でした

きっとそれぞれに思う事があったのだと思います





そうやって記憶の片隅に
追いやられていたことが
この本で偶然にもみかけることができ
なんだか嬉しい発見です







さてもうひとつ大事な発見がありました


こちらの本は最後に
『帯の歴史・早分かり一覧』という
年表が載っています
とても簡単な年表ですが

なんとびっくり


袋帯ができたのは昭和初期
そして名古屋帯ができなのは
それより先の
大正時代なのですね

(もしかして常識だったりします??)


そして最初に開発されたときは
丸帯や昼夜帯を仕立て直して作っていたんですね
まさしく忙しい女性のための改良帯です
個人的には名古屋より袋(幅の問題)が好きですが
名古屋の方が楽でいいという方も多いですし
今後も名古屋帯が発展して欲しいですが…
こちらの本にも書いてある通り
業界は名古屋帯は二番手と思っているようです
残念ですね


おきなわさんの好きな帯に
丸帯を名古屋にした帯があります

これを売ってくださった店員さんには
名古屋ですから結婚式にはダメですよって
何度もいわれましたが(苦笑)
おきなわさんは聞く耳すら持ちませんでした…