昔、地方では農業従事者が多かったため、
秋の収穫を終えた10月に行うようになったと
何かの本で読んだことがある。
最近は秋より春に行うところが増えてきているそうだ。
私が子供の頃は確か運動会は年に2回あった。
春の運動会を「小運動会」と呼んで秋の運動会を
「大運動会」と呼んでいた。
島の運動会は盛大に行われる。
前日からの場所取りに始まって、
家族で食べるお弁当作り。
当日は、学校の前は違法駐車で車が通れなくなるほど。
保護者の中にはクーラーボックスにビールや泡盛を
詰め込んで、所かまわずオトーリが始まることも
珍しくない。
毎年、この時期になるとオバァが必ずする話がある。
昔は一年に一回、運動会の前に子供の運動靴を
買ったそうだ。買ってもらった子供は新品の運送靴を
履いて馬糞を踏みにいって糞まみれにしたという。
馬糞を踏みつけることで馬のように早く走れると
信じられていたんだって。
運動会も終盤になってくる頃、空を覆いつくすように
サシバの群れがやってきた。
そのサシバを捕まえに親たちは帰ったという。
毎年、運動会の時期になると、かならずこの話を聞かされる。
当たり前のように聞いていた話も
今では聞けなくなってしまった・・・・
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