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うんたま森のキジムナー

パナリの伝説

宮古島を代表する景勝地「東平安名崎」沖縄では「東」をアガリと読む。

東平安名崎 アガリヘンナザキ。

突き出した長さ2キロの細長い半島の北側は東シナ海、南側は太平洋が望める。

東平安名崎には二つの伝説がある。一つは「マムヤ伝説」もう一つが「パナリ伝説」

パナリは方言で離れを意味して、東平安名崎の北側に見えるのが「パナリ」である。

パナリは無人島であるが、昔、パナリには女だけが住む村があった。

ある時、神様が天から降りてきて、一人の女と恋仲になり、女の子と男の子が生まれる。

神様は「男の子は私が天につれて帰る。しばらくしたらつれにくる」と言い、

それを聞いた母は、我が子を連れ去られたら困ると思い、

神様を毒殺することを思いつき、子供たちを子守りに預けてフグをとりに海に行った。

母を待つ間、泣いている子供たちに「泣くな、泣くな、母は今、フグをとりに

海へ行っている。フグを父である神様に食べさせるために行っている。」と子守りが

唄っていると、それを聞いた神様はとても驚いた。

「妻がそんなことをするはずがない。もう一度唄ってみなさい。」と子守りに命じると

やっぱり同じ唄を唄った。それを聞いた神様は激怒し、大声をあげながら、

かかとで大地を踏みつけた。その途端、大地が激しく揺れてパナリ村は海に水没して

しまった。するとその瞬間、宮古島の反対側に、海の底から浮き上がってきたのが

ちょうど大きさも形も、島との距離も同じだったのが、今の来間島だそうだ。


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