うんたま森のキジムナー

クイチャー

宮古の踊り「クイチャー」は、クイ(声)をチャース(合わす)の意。
唄いながら踊る集団舞踊のこと。
性別年齢に関係なく、誰でも踊れる、宮古島を代表する集団舞踊で、
お酒の場でも誰からともなく手拍子を打ちながら唄だし、次第に円陣を
作りつつ両手を上下に振り大地を踏み締めて飛び跳ねて踊る。

古くは雨乞いや豊穣祈願など祭事的なものであった。
夏に干魃がひどくなると集落では夜通しクイチャーが踊られていた。
しかし最近はそういう光景は見なくなった。
もっぱらお祭りやイベントで踊られる。

クイチャーは宮古島各地域で踊り継がれて、それぞれの地域性を持って
伝えられ同じような踊り唄でも違いがある。

オリンピックで正式種目となったブレイキングというダンス競技を
オジィ、オバァは理解できないというが、かっては1日の畑仕事を終えた
老若男女が月夜の晩に村の広場や四辻、浜辺に集まって歌い踊ったそうだ。
今風にいえば不純異性交遊の場であり、米軍占領の時代には禁止
されていたこともあった。

「オバァも若い頃、踊ったの?」と聞いたことがある。
気持ち悪い笑を浮かべて「そりゃぁ踊ったさぁ」といっていた。
唄のやサンシンが上手な人は、今のアイドル並みにモテたそうだ。


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