本土のお盆は8月13日〜15日、沖縄は旧暦の7月13日〜15日、
ほぼ一月遅れとなるが今年は暦の関係で8月16日が
お盆の入り(ウンケー)となる。
お盆が近くなるとスーパーではお盆セールが始まる。
スーパーの入り口には藁で編んだ丸いガンシナと呼ばれるものや
サトウキビを短く切ったものが売られている。
市場があった頃は背丈ほどのサトウキビが売られていた。
お盆は沖縄にとって1年の中でも最大のイベント。
地域や門中、家庭によって、それぞれのしきたりがあるが、
大切なのは「里帰りするご先祖様を歓待し3日間気持ちよく
すごせるように接待すること。」
この短い間に良い子孫ぶりを発揮できれば、ご先祖様が子孫を守護する力が
アップするといわれている。ご先祖様と楽しい時間を共有すること、
心配ごとの報告は厳禁!お迎えの時間はアコークローの頃(薄暗くなる黄昏時)
それまでに仏壇を掃除して、迎えの飾り付けをして提灯や街灯を灯して家を
明るくする、そしてウェルカムジューシーでで迎える。
まるで本当にそこにご先祖様が見えているように行われる。
迎えの日をウンケーといい、中日をナカビー、そして
最終日をウンケーという。
スーパーに売られているサトウキビはご先祖様があの世に戻るときの
杖として使われる。沖縄では旧盆が一年のうちの最大の
ビックイベントである。