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 冒頭のポーカーのシーン。アンドロイドのデータ少佐がポーカーを楽しんでいるのだが、メンツがすごい。ホロデッキという艦内設備(プログラムによりエネルギーを実体化し「ヴァーチャル・リアリティ」を体感する場所。娯楽や訓練に使用される)を使っているのだが、相手がニュートン、アインシュタイン、ホーキングという豪華さ!
 このうちホーキング博士はご本人が出演。スタートレックに出演するなんて茶目っ気も天才。
 昔読んだ本を思い出した。ホーキング博士の説で衝撃的だったのは「ブラックホールの蒸発」だ。光さえも飲み込むというブラックホールが蒸発してしまうという。なんでも量子効果とやらで「ブラックホール内部から粒子が逃げ出す」というのだ。(ホーキング輻射)
 映像は現在から15年ほど前のものだから、まだお元気そうだった。その後、介助している妻に暴力を受けている、などの疑惑が報道され、ALSも進行しているようで現在の健康状態はどうなんだろう。

 原題の「Decent」。確か、大江健三郎さんがエッセイか何かでこの言葉を取り上げ、「上品な」という意味に言及し、「人間にとって最上の資質」というようなことを述べておられた。
 それ以来、この単語を目にすると、ただの英単語以上の意味が脳裏に去来し、その部分をよく噛みしめて読む(見る)ようになった。
 この物語では「個に目覚めたボーグ・ブルー」や「プログラムを書き換えられながらも人間らしい良心に従おうとしたデータ」の行為を指しているように感じられた。

 TVの深夜枠で見てから相当経っているので、懐かしさ半分、新鮮さ半分で一気に見てしまった。

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