きづき窺見帖

窺見≒物見≒斥候≒間諜≒密偵≒SPY

ダΠ2

2007-04-30 | ひさいち
リクエストにお答えできたとはとても思えませんが・・・。

ということで、物語を付けて誤魔化しましょう。

<物語>
突然変異した最底人の三人は、生まれながらにしてテレポーテーション能力があった。その能力を緩慢な訓練により高めた三人は、最底人の究極の目的である地上への進出を果たしたのである。もちろん地底人もまだ達成していない、まさに偉業であった。しかし、その地上は温暖化により異常な暑さだった。地上に一瞬にしてテレポートした三人は、しばらくすると、ぐにゃぐにゃにとろけてしまい、地底の底に戻ることはできなかった。地上に進出した証拠を地底の底に持ち帰る事はできなかったのである。地上の記憶は、三人の記憶の個室に閉じ込められたまま消滅してしまい、そしてその後、二度と最底人に突然変異が起こることはなかった。
-完-

絵のタイトルは、『記憶の個室』
もちろん、ダΠの超有名な『記憶の固執』


注)この画像は、原画(←なんかカッコイイなぁ原画なんていうと。と自己満足)が薄いので、明るさとコントラストを変えています。 
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4 コメント

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ブラボー (いちみ)
2007-04-30 07:11:59
やっほぅ

 絵だけでなく、ストーリーまで!
 たのしく拝見させていただきました。

 熱で溶けて「やわらかい」というよりは、地上に出たことで「脱皮」して、羽でも生えて飛んでいった後みたいですよ。
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Unknown (はなこ)
2007-04-30 10:03:21
記憶の個室に閉じ込められたまま>>
この表現。人が亡くなるときに感じました。
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かわいい!けど・・・ (ねむ)
2007-04-30 21:10:20
最底人・・・テレポーション出来たのに、夢見る地上に出た途端に、溶けちゃったんだ・・・あ~、無情
ダリだから「だりぃ~」って絵かと思ったのに・・・あ~、非情
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色が (きづき)
2007-04-30 22:05:56
いちみさん、
色をダΠの絵に似せようとしたら、
青系統になって。
その後、話を考えたのでこうなった。
確かに抜け殻のようだ、ははははは。

はなこさん、
誰しも記憶を持って逝きますね。
金は持って行けないのに金次第の所もあるようで。

ねむさん、
現実は厳しいのです。
温暖化が進むと、
日本では北海道が気候的に一番住みやすいところになるそうです。そうなって欲しくないけど。
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