きづき窺見帖

窺見≒物見≒斥候≒間諜≒密偵≒SPY

世界の…<4>

2007-01-17 | 卑小説
この話は、大変ブラックで・・・(以下同文)

≪№4≫
ここティプシー(tipsy)島、唯一の酒造会社社長、ドランク氏が逝去されました。
社葬が始まります。遺体は自社製のウイスキー樽に詰め込まれ、この島唯一の洞窟、ホーラーアーナ洞、総延長2007mの一番奥に安置されるのです。
そして、樽の中にあらゆる種類の酒を注いでいきます。樽に酒が満たされると、しっかりと蓋をして放置されます。遺体はゆっくりと低温発酵されます。
そして、一周忌には、島民が故人を偲んで香を焚き、この樽から濾過した酒を順番に祭壇の前で飲みます。
この酒を『焼香酒』といいます。
この葬儀が一番人々の敬意を込められる方法として、この島に伝わっています。

だびは明日も続きます。

『世界の社葬から』 この番組は「不死通」の提供でお送りしました。
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2 コメント

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あり葬 (いちみ)
2007-01-18 08:16:00
 何万年の人類の歴史の中には、こういうお弔いの風習があったかも知れないですね。今回は「敬意」の込めらているところがお酒好きなきづきさんらしい
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よくぞ (きづき)
2007-01-19 01:52:12
気づいてくれました
泣くこたぁないが。
いつも同じ文章のところなので、絶対に読まずに見逃すと思ったのですが。
今回の写真には龍之介も特別出演して、その違いを強調したのでした。(←ホントかよ?)
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