NHK大河ドラマの効果か、福山雅治の効果か?
物凄い!坂本竜馬ブームですね。
そんなブームに乗っかる訳ではないのですが、
私の好きな幕末の志士『陸奥宗光』という人
について書いてみたいと思います。
後に、第二次伊藤博文内閣で、外務大臣として
列強諸国相手に一歩も引かない外交手法で
不平等条約を撤廃させ、
「カミソリ大臣」の異名をとった陸奥宗光ですが、
幕末時には、「神戸海軍操練所」「海援隊」と
坂本竜馬と行動をともにしていました。
若き日の陸奥は、自信家で、生意気で、
理屈や理論ばかりが先走る、キザな男だったとか。
大河ドラマでも、そんな性格はよく見られますね。
「海援隊」の中でも若かったにも関わらず、
年上の隊員のことを、バカにしたりし、
嫌われることも多かったようです。
しかし、私は、そんな若き日の生意気な所も、
憎めないというか、強く印象に残り、
「好きな幕末の志士」と言うようになりました。
「神戸海軍操練所」の師でもある勝海舟は、
回顧録「氷川清話」の中で、陸奥について
「おれの塾生は、出世したヤツでも昔のよしみで
オレをよく見舞いに来てくれたが、陸奥ばかりは、
死ぬまで大きな顔をして、ちっとも会いにこなかったよ」
と言っている。
生意気ですよね・・・。
そんな、陸奥宗光は、歳をとってからも、
滅多に人を褒めることは無かったそうですが、
死期が近付いてから、病床での回想録の中で、
「 坂本は近世史上一大傑物にして、
その融通変化の才に富める、
その識見、議論の高き、
その他人を誘説・感得するの能に富める。
同時代の人、能く彼の右に出る者あらざりき・・・」
と、坂本竜馬に対しては、最大の褒め言葉を使っています。
大河ドラマを毎週見ている方がいれば、
こんな目で、陸奥宗光と坂本竜馬を見てみると、
ちょっと面白いかもしれませんよ。
※ 下関には、伊藤博文と陸奥宗光の並んだ胸像がありますよ!
浜野知英
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