柏崎に秋冬、大陸や北海道などから渡って小鳥の一部を紹介します。
① アトリ
10月の末頃、黒姫山や米山などの山麓に姿を現しますが、間もなく里に降りて来ます。鯖石川や鵜川の河畔林、潮風公園の松林などに来ます。ここ数年は、毎年のように見ることができます。沢山の降雪があると姿を消します。餌のある南へ移動しているのでしょう。数10羽の群れでいますが、時おり1羽でいて驚くことがあります。
アトリとカシラダカの群れです。
② カシラダカ
やはり、10月頃やって来ます。この鳥も餌のある間は、柏崎に留まりますが、真冬にはいなくなることがあります。“ダカ”という名前ですが、ホオジロの仲間です。数10羽から100羽くらいの群れでいます。田圃などの地上で餌を採り、驚くと近くの林などに逃げ込みます。
③ タヒバリ
あまり見かけない鳥と思っていましたが、ここ数年は時々見ています。大体1羽でいます。毎年来ていたこの鳥を見逃していたようです。この日は、2羽のセグロセキレイと一緒に田圃にいました。この爪の長さです。長い爪のヒバリを連想させます。地上生活者というのがよく分かります。
④ ニュウナイスズメ
黒姫山や米山などの山麓で少数が繁殖していますが、秋に北から渡って来るスズメの仲間でもあります。繁殖に眼がいっていて、渡りには注目していませんでした。しかし、数1,000羽が渡って来る年もありますし、12月頃までスズメの混じっていたりもします。
⑤ ツグミ
10月の末頃、大陸から渡って来る鳥ですが、この冬はあまり見ていません。田圃や芝のグランドなどの開放地で多く見ますが、まばらな林にもいます。渡り前の春先には数10羽から100羽くらいの群れになることともありますが、この冬は極端に少ないです。11月から12月の暖冬も影響しているのかもしれません。
⑥ シロハラ
ツグミの仲間です。ツグミよりは、林が好きですので姿を見ることは少ないです。しかし、数は少ないですが、毎年のように柏崎に来ています。残念ながら、この鳥もツグミ同様、今冬は極端に少ないです。
⑦ シ メ
昨年と同じ場所にいました。冬枯れの立木の樹頂近くに1羽で止まっているところを見る機会が多いですが、この場所では群れで餌採りをしています。この日は約100羽のシメがいました。アトリ30羽、スズメ10羽が一緒にいました。
⑧ ウ ソ
1月前半も少ない降雪でしたので、市街地に近い林道を歩くことができました。ホオジロの仲間はいなくなり、少数のカケスやキツツキの声しか聞こえません。カラ類すらいないこともあります。そんな林道の中でこのウソを見つけると、ホッとします。年によっては、もっと人里近くまでやってきますが、前出のとおり少雪です。未だ、山に餌があるようでした。
以下、いわゆる“冬鳥”ではありませんが、秋に里に降りて来る小鳥のいくつかをお伝えします。
● アカゲラ
● ホオジロ
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