チドリ目 チドリ科 Pluvialis fulva
春、柏崎の田圃を利用して、南から北へ渡っていく渡り鳥です。既に、1回本ブログで紹介しました。多い時は数100羽のムナグロが田圃にいることもあります。柏崎の田圃が田植えの頃です。水の入った田圃で餌を採ったり、水の入っていない田圃で休んだりしています。
秋にこの鳥を見たことがなく、春のみ柏崎の田圃を利用していく鳥と思っていました。また、渉禽類ですので、海岸にある干潟や河川にある砂地の中洲なども利用すると思いますが、柏崎では田圃以外でもこの鳥を見たことがありませんでした。ムナグロといえば、春の田圃に群れでいるというイメージでした。
しかし、最近ですが秋に1羽で海岸にいるムナグロを見ています。1シーズンに1羽です。この前後に、群れがいたのならその群れからはぐれた鳥ということも考えられますが、本当にその秋は、その1羽しか見ていないのです。勿論、何故かは分かりません。春渡るムナグロは、オーストラリアやニュージーランドを出発して、日本を経由してユーラシア大陸や北米に渡っていくとされています。こういった主たる個体群と別の群れがいると想像することも面白いと思います。
(2016.09.27)
(2017.09.15)
(2018.09.18)
この1羽ムナグロは、春にいることもあります。前出のとおり春は主群が柏崎の田圃を利用しますので、群れから離れてしまった1羽だろうと想像しています。しかし、2019年は、3月の末に1羽ムナグロがいました。これも前出ですが、ムナグロの主群の渡りは4月末から5月初めころの柏崎の田植えシーズンです。未だ、季節風の残る3月の末にムナグロが来たことはありません。こちらも不思議な現象です。
(2016.05.14)主群がいなくなってから10日くらい過ぎています。渡り遅れと思います。以下の2枚です。
(2018.05.15)
以下の3枚が、3月の末から4月の初めにいたムナグロです。
(2019.03.27)
(2019.03.30)
(2019.04.03)左は、ハマシギです。