スズメ目 ヒタキ科 Monticola solitaries
海の柏崎です。海岸の好きなこの鳥も柏崎の海岸線に広く分布しています。岩の多い海岸にもいますし、砂浜の広がるところでも見ることができます。また、海に近い住宅地などで、この鳥のきれいな囀りが聞こえてくることがあります。きれいな囀りで驚きます。理研柏崎工場の近くなどの工業地にもいます。河川の内陸部で観察したことがあるとも聞いています。
年間を通して観察できる、いわゆる留鳥です。厳しい季節風の中の海岸で、冬越しをします。スズメとハトの中間の大きさで、ムクドリとほぼ同大です。囀る雄の上面は青、下面は茶褐色ですが、海をバックにすると実際に持つ色彩ほど目立ちません。雌は、全身地味な黒っぽい茶色で、より目立ちません。岩場や波消しブロックの隙間などに巣を作りますが、雌の色は程よい保護色になっています。この春(2018)、3羽のヒナを連れた雌を何度か見ましたが、その近くで雄は1回も見ませんでした。これが普通なのか、たまたまそうだったのかは分かりません。10日間ほど観察した雌と幼鳥3羽が姿を消した、同じ場所で雄が再び囀り始めました。本格的な囀りにはほど遠いですが、どういうことなのでしょうか。
(2016.03.11)
(2017.04.24)
(2017.09.07)
(2018.02.02)
(2018.03.24)
(2018.06.15)
(2018.06.22)