KEVINサイトウの一日一楽 

人生はタフだけれど、一日に一回ぐらい楽しみはある。

True Story ? in Guam 6

2006年05月12日 | Travel
 僕に届いたハガキは、グアム発ボブのママからだった。

 僕も、このone decade中に、何度も住む国を変えたのに、よくぞ届いたものだ。
 かなりの転送を経て、僕の手元に来たハガキは、汚れてボロボロになっているものの、僕は世界の郵便システムを見直した。

 ボブのママはいつか機会があれば、僕に会いたいとハガキの中で書いていた。

 まとまった休みの取れた2006年の春、僕はグアムに飛ぶこととした。

 グアム・・・日本人にとって親しみのあるリゾート・アイランド。グアム行きの飛行機に乗っている人に、グアムはどこの国ですかと尋ねると殆どの人がアメリカと答えると思う。

 アメリカはUNITED STATES、すなわち州の連合国家であるが、アメリカにグアムという州はない。

 グアムは、グアム国である。但し、アメリカの準州という括弧書きがつく。

 準州とは何だ?完全に支配しておきながら、建前の自治を認めるふりをするアメリカらしい厭味なやり方だ。

 観光の島であると同時にアメリカの陸海軍が2万人以上駐屯する軍事要塞でもある。

 考えてみれば、日本とグアムはよく似ている。
 日本も国土は各地にアメリカ軍が基地を設け、中国、ロシア、北朝鮮からの脅威に対する要壁として利用され、政治家はワシントンの言いなりで、国民も本来の日本人魂を骨抜きにされ巧みにマインド・コントロールされている。

 グアム同様、「日本国(アメリカの準州)」と括弧書きを付けた方が実態にあっている。

 さて、最悪のサービスであるアメリカのノース・ウェスト航空に乗って、僕はグアムに着いた。

 正直、僕は緊張していた。
 今の僕は、昔の僕ではない。
 神であるボブのママに会う資格があるのだろうか。

 そんな気持ちが、少々、僕を露悪的な行動に走らせた。
 今回の滞在中は、全て運転手付のリムジンで行動することにした。


 空港からTUMONビーチのホテルに直行した。
 旅行誌では、「タモン・ビーチ」と書いてあるが、「TU」というのは「タ」とは発音しない。

 最後にグアムに来たのは、ボブに会う前だから、本当に久しぶりだ。

 以前に比べると、高級ブランド店がびっしりと軒を並べるようになり、賑やかになった。

 明日、ママに会うまで、僕は暇だ。
 
 ブティック街をぶらぶらしながら、ヘビ皮のコール・ハンの靴とボッテガ・ベネタの財布を買った。

 
 しかし、日本人が多い。間違いなく六本木よりも日本人が多い。
 
 流石に日本人の多さに辟易して、夕食は地元の人もたくさん集うステーキ・ハウスに行くことにした。


 "Lone Star Steakhouse" ここは、流石、アメリカの準州らしいステーキを食べさせるレストランだ。

 Tumonビーチから離れているので、日本人も少ない。
 やっと、日本人から解放されて、ほっとする。

 日本には、松坂、神戸、飛騨、水沢などとてつもないFATTYで柔らかな牛肉があるが、これを焼いたものはステーキというよりは、特殊な日本風牛肉料理という風情だ。

 やはり、ステーキはUSビーフが良い。程よい歯ごたえに、肉の本当の旨さが味わえる。
 僕が頼んだのは、20オンスのT-ボーン・ステーキ。焼き方はミディアム・レア。USビーフは焼きすぎはいただけない。

 20オンスとは、600グラム弱はあると思う。
 このヴォリューム感は、圧巻だ。

 これを大量のサラダ、指ほどの太さのあるポテト、そしてワインとともに平らげ、明日のママとの面談に備えることにした。


 
 

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2 コメント

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Unknown (匿名してみた)
2006-05-17 07:42:25
このS様コスナーみたいでまじ素敵。

スーツ姿より普段着が素敵な人って

貴重。
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御礼 (kevin-saito)
2006-05-17 11:00:18
 不精ひげ+薄い色のサングラスです。

 汚らしいと思っていましたが、最高のお褒めの言葉ありがとうございます。
返信する

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