蝉しぐれ

仕事が忙しいので早く寝なきゃと思いながら
映画「蝉しぐれ」を見た。

ぼーっと見てたら
あれ？見たことある風景とセット。
あーっ。このロケ地って行ったことある～。

鶴岡に行く機会があったときに
荒れ地から開墾して養蚕業を切り開いたといわれる
松ヶ岡開墾場に行ったのだ。
蝉しぐれのロケ地ってことは
同行の人に道中教えられて知ったこと。

途端にあの地をリアルに思い出して
映画に吸い込まれていく。
元来、映画ってどちらかというと苦手なんだけど。
普段から、人の顔を認識できない私は
洋画だったりすると、ストーリーが全く把握できないこともしばしば。
中島らもの「明るい悩み相談室」に同様の悩みが寄せられて
「そんな悩みを持つあなたは時代劇をみなさい」
という回答に妙に納得する私。

一旦映画に集中すると
ストーリーも、時代背景も私のツボにぐっときて
最初から泣きっぱなし。
後半は、一人で観ることにいたたまれなくなって
弟の部屋に移動して観ることに。

もう号泣ですよ。
わんわん泣きっぱなしですよ。
と、そこに仕事を終えて帰ってきた母
「あんたの泣き声、家の外まで聞こえてるよ」
そんなに大声で泣いてましたかｗ
「弟の部屋で泣いてるから、弟が泣かせてるのかと思ったわよ」
うわぁ。母ちゃん、大きな勘違い。

その弟はといえば、号泣してる私を
おもしろい物でもみるように、にやにやしてる。

映画が終わって帰ろうとする私に聞かせてくれたのは
私の泣き声を録音した音声ファイル。
こっそり録音してたらしい　＿|￣|○
新手の嫌がらせだよなｗ

ちょっとむっとしたので
次に入るであろう弟のために
使用後のトイレの水を流さないでおいたのは
私の復讐だよｗ