さゆりのひとり言-多発性骨髄腫と共に-

多発性骨髄腫歴15年/'08年4月臍帯血移植/「病気は個性」時にコケながらも前向きに/はまっこ代表/看護師/NPO所属

外来受診

2009年02月16日 22時33分43秒 | MM闘病記
昨年の8月に退院して初めて、今日は往復タクシーを使わずに病院に行ってきました。
・・・でも、そう考えると、本当に通院に伴う交通費がかかっています。

1時間前の採血。
珍しくなかなか血が止まらない。
最近、おなかの調子も悪いし、体重はそんなに増えていないのにお腹は張る。
急に不安になる。

そんなはずはない!と言い聞かせるように病院を出て歩き、
食欲もあまりわかずに、近所のケーキ屋さんでケーキセットを注文する。
ケーキ屋さんと言っても、サンドイッチなども豊富にあり、
ランチタイムは混雑していた。
禁煙席が空いていなくて喫煙席に通される。
ものすごい煙、注文してからもマスクを外さずにいた。
なのに、あまり感じない。
普段だったら、目もしょぼしょぼして、すぐに具合悪くなるくらいだったのに。
・・・本気で心配らしい。
途中で禁煙席に移った。

病院に戻ると順番は二番目だった。
前の患者さんが診察室から出てきた。
すぐに立ち上がれないので、立って、入る準備をする。
なのに、なかなか呼ばれない。

やっぱりデータが悪くて、呼び入れる前にあれこれ考えているんじゃないか、
なんていう余計な心配をする。
診察室の中の様子を知っている身だけに、余計な心配になる。

しかし、結果は合格ライン。
ホッとした。
やっぱり、食べすぎか。。。

こんなことを繰り返す。
これも仕方のないこと。
大学入試の模擬試験、志望校の合格圏内に入っているか・・・
テスト結果を渡される、学生時代のあのドキドキ感とどこか似ている。

検査結果がOKとなると、次に、復職のことを考えなければならない。

「先生、仕事は?出来ますか?」

以前、今の体調なら仕事しても大丈夫だと言われていた。

こんなに痛いのに?
薬飲んで眠くて仕方なくて、思考力が低下していて、判断力も低下していて、早口で喋られると言葉さえ理解できないのに?
通勤電車に立っているのもつらいのに?
大丈夫ってどの程度大丈夫なの?
立ち仕事も?フルタイム勤務も?PETCTとか被ばくの危険のあるところでも?

大丈夫が分からなくて、今日の外来に来る前にメールで聞いていた。
でも、返事がないまま今日になっていた。

もし、主治医として立ち仕事を含めたフルタイム勤務が大丈夫だと判断するのであれば、
できないと不安に思うのは私の甘えだ。
もし、そう判断されるのであれば、頑張るしかない。
でも、もし無理だと判断するのであれば、それはもう、潔くいったん退職して自信が持てるようになってから、仕事を始めればいい。

「検査結果から見る体調的には仕事はできると思うけど、
杖をついているような痛みやしびれがあるのだから、立ち仕事は無理だと思う。
座ってできる仕事が、部署を移動してとかであれば、そこで、初めは半日勤務とかから徐々にやっていけるように診断書を書くけど。
あとは、職場の上司とよく相談して・・・」

私はどこかでホッとしていた。
無理だろうな、自信がないよな、って思っていたことが甘えではないっていうことだと言ってもらえたっていうことだからかな。

現場が思っているように、1~2週間半日勤務したりして、徐々に勤務時間や勤務内容を増やしていって・・・なんてスムーズにいくわけがない。
ただの、体力の問題なら可能性はある。
でも、一年以上状況の変わらないものをたった1~2週間でフルタイム勤務になんて持っていけるわけがない。
だから、もう無理なんです。
今の状態で、ゴールを立ち仕事のフルタイム勤務に設定することが、
無理なんです。

たぶん。

これからしばらく、今後のことを考えていきたいと思いました。



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