さゆりのひとり言-多発性骨髄腫と共に-

多発性骨髄腫歴15年/'08年4月臍帯血移植/「病気は個性」時にコケながらも前向きに/はまっこ代表/看護師/NPO所属

仙台帰り

2005年06月26日 17時53分12秒 | 日記
金曜日から2泊3日の仙台旅行に行って来た。

24日(金)
9時半に短大時代の友人、マミと東京駅で待ち合わせ。
平日なので、9時を過ぎているとはいえ電車は混んでいた。
「もうちょっと遅い時間にすればよかったかなあ」
なんて思いながら、東海道線に揺られる。
体格のいいおじさんの生ぬるいウォーターベッドのような感触に時々押しつぶされる。
「あつい・・・」

マミは妊娠5ヶ月。
混雑を避け、かなり早い時間についていたようだ。
今月の初めにあったときはまだお腹はぺちゃんこだったのに、
ずいぶんと目立つようになってきた。

新幹線「はやて」でぴょい~っと1時間半、あっという間に仙台に到着。
仙台駅の改札でミオが9ヶ月の娘を連れて出迎えてくれた。
3人は短大時代の同級生。
子連れと妊婦、病人という弱小トリオの旅の始が始まった。

まずは、仙台駅のお寿司屋さんでお寿司ランチ。
楽天効果か、仙台駅は数年前からすっかり様変わりしていて、
お寿司屋さんや牛タン屋さんなどの有名店が一箇所に集められていて、どの店もにぎわっていた。
中でもおいしいというお店を予約してくれていた。
気仙沼のお店らしい。
フカヒレのお寿司などの入った3500円のお寿司を食べる。
フカヒレに限らず、どれを食べても美味しかった。
なかでも、ウニは絶品だ。
5年前、ミオの結婚式で始めて仙台を訪れた時、
マミと一緒に宮古まで足を伸ばし、初めて薬臭くないウニを食べて感動したときのことを思い出した。
やっぱり、東北のウニは美味しい!

ランチから堪能したあとは、電車に乗って“本塩釜”という駅へ。
そこからタクシーで1メーター。港に連れて行ってもらいそこから50分ぐらい。
船で松島入り。
これがなかなかいい。
天気はあまり良くなく曇っていたが、どんよりとした空気に重々しくゆれる波、浮かび上がる島々はなかなか趣があった。
そんな中に架けられている朱色の橋はなんともいえず美しかった。

港に着くと今宵のお宿「一の坊」からお迎えの車が来ていた。
しばらく走ると立派な和風旅館に到着した。

一風呂浴びて(温泉ではなかったのがちょっと残念)夕飯。
殻付きのウニ、キンキの煮付け、海の幸盛りだくさんで大満足のディナーだった。
ちなみに、丸ごと一匹キンキの煮付け、というのがメインの料理も珍しいと思った。
品数が多いというわけでもなく、全部食べられたし、ちょうど良い。

子供もいるので、夜は早めに就寝。
朝は6時過ぎに起きただろうか。
朝風呂を軽く浴びて、朝食はバイキング。
これがまた美味しい!
サラダ一つにしても新鮮で美味しいし、
セイロご飯をメインにした和食、その場で焼いてくれるフレンチトーストなど、
こういうところでは珍しく、みんなでお替りして朝からたらふく食べた。

妊婦と病人は朝食後はまた一眠り。
敷きっぱなしの布団はやはり嬉しい。

11時にぎりぎりのチェックアウト。
駅に荷物を置いて、瑞巌寺、出会い橋、などを歩く。
いずれも縁結びの観音様や出会い運が上がる橋など、一人っきりの独身の私のために
付き合ってくれた二人。
なんとなく、運気も上がってきた気がした。

昼過ぎには仙台に戻る。
今日は、ミオのおうちにお泊り。
旦那さまは学会のために不在なのだ。
仙台駅から徒歩圏内の好立地のマンション。
賃貸というが、ちょうどいい住まいだ。
到着後、シャワーを浴びて夕方のお昼寝。

目覚めてから今宵のディナーはもちろん牛タン。
「伊達の牛タン」
むぎとろご飯にテールスープ、牛タン塩。やっぱりウマイ。

26日。
今日で旅は終わり。
しめのランチは駅ビルの中のお寿司屋さんでマグロ丼。
やっぱり海鮮ものだ。

食べて寝て、ほんとうに良く食べて良く寝たなあ。
でも、ほんとうに楽しくて嬉しくて、充実した旅になった。

しいて言えば、時々、やっぱり子供が産めない自分が辛かった。
あんまり気にしていないけど、
こうやって友人の子供と遊んだり寝かしつけたりすることで疑似体験が出来て嬉しいけど、
でも、やっぱり、わが子を抱くことは出来ないのかもしれない。
そう思うと、時々、ウッと涙をこらえた。

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