小馬太郎兵衛@タコのイカ踊りぃっ!!

ブログの老後をユラユラ楽しむ悦楽ブログって言ったけどさ、もう一発くらい狙ってもいいのかな。やってもいいかな?

久々に「鉄」しますた

2006-03-18 17:45:53 | 鉄ネタなんてどうよ?
「いつもぢゃねーか」なんていっちゃやーよ。

先にもお知らせしたとおり、昨日は関東各所で葬式祭りが開催。
前日考えていたプランでは、このように行動できればいいかなあ…なんて。祭り状態の駅を避けるためにも、ちょっと落ち着いた列車でお別れを楽しんだ方が吉かと。

朝、起きられれば上野8時26分発の833H(103系使用)で取手

取手から守谷、TXで新御徒町

都営大江戸線で新宿へ。

新宿13時23分発本厚木行き各駅停車9000形で相模大野

相模大野から江ノ島線で藤沢へ

藤沢16時01分発東京行き868Mでグリーン車サロ110にお別れ

東京

これ以上何をしろと

……ということをしてみようかな…と、頭の中に思い描いていた。

ところが、おりからの強風で首都圏各線のダイヤは大混乱。
特に常磐線は運転規制がかかったり解かれたりという状態だったので、遅く起きたこともあって、常磐線はあきらめ、小田急9000形と東海道113系グリーン車に的を絞ることにする。
新宿に13時15分頃につけばよいので、家を11時半頃に出る。
本心は、最後まで首都圏に残った103系を追いたいなあという気持ちはあったのだが、いかんせん家を出る段階の情報で、本来9時17分に取手を発車していなければならない103系使用列車が取手に着いてないという、どうしようもないくらいのべた遅れだったのではどうしようもない。案の定、京成で日暮里に出たら、常磐線ホームでは朝9時の電車が抑止されたままだった。あとで調べたところ、最終の103系使用列車1033Hは、所定10時12分上野発のところ、3時間以上遅れて13時半頃に出発したらしい。
ここ10年の間に、世の中も便利になったもので、こうした特別な列車の運転は、ごく限られたマニアの間でしか情報が伝わらなかったのに、今はネットで調べればいくらでも情報が出てくる。
新宿で藤沢までの乗車券を買い、新宿13時23分発本厚木行き各駅停車をつかまえる。おいらの基本は「撮る」よりも「乗る」なんで、ゆったりマターリと、各駅停車の行路を楽しむ。考えてみれば、いつも小田急に乗るといったらまず特急か急行だから、小田急で各駅停車を乗り通すなんて、そう滅多にあるものじゃない。時間もあるので、江ノ島線が分岐する相模大野までゆっくり各駅停車の旅としゃれ込む。

しかし、さすがは運転最終日、しかも学校もほとんどの学校が午前中で終わる時期とあって、どこも撮り鉄でいっぱい。下北沢とか登戸なんて、撮り鉄がホームに鈴なりだった。
各駅停車なので、急行待ちで停車する駅ごとにプチ祭り開催。小田急9000形のサヨナラ運転は、一般のお客の興味もひいているのか、ごく普通の客や女子高生も、歓声を上げながら携帯で写真を撮っていた。

しかしおまいら、ホームは走るなよ!

定期の各駅停車だけあって、乗ってしまえばいつもの、ごくありふれた小田急線の車内といった雰囲気なのだが、乗ったのが中間車ということもあるのだろう。先頭車だったら鉄ヲタの巣窟だったろうけれど、そこまでしようとは思わないし、ありのままで最終日を迎えた方がよいのではないか。まあ、中間車でも、堂々と車内をずっとビデオで撮っていたバカ野郎はいたけれどね。思いっきりビデオにガンとばしたらびびってビデオを引っ込めてやんの。盗撮と思われるよ。

一時間ちょっとで相模大野に到着。駅そばで軽く昼食をとって、江ノ島線の各駅停車で藤沢へ出る。藤沢には15時過ぎに到着したので、目指す藤沢16時01分発東京行き868Mまでは小一時間の待ち合わせ。
待っている間に酒でも食らおうかとキオスクを探したら…。

キオスクがっっ!
キオスクがっっ!!

キオスクタンが80系にっ!!
しかも側面にはご丁寧にクハ86023 東チタとまで書かれてある!!
もちろんキオスクはみんなの注目の的。家族やカップルで写真を撮る人たちでいっぱい。

そんな中、藤沢駅では一足早く、15時51分発下り伊東行き529Mが113系で到着し、ホームは老若男女を問わず、一斉にカメラを向ける祭り状態に。まあ、俺もカメラを向けたんだけど(爆)。

グリーン車の乗車状況を見てみたら、どう考えても普段はグリーン車には縁がなさそうな人たちばっかり乗っていた。グリーン車に乗るにも格というものが(ry)

さて、藤沢所定16時01分発東京行き868Mは、5分ほど遅れて到着。
113系東海道線撤退と共に形式消滅するグリーン車サロ110の乗車率を懸念したが、意外と空いていてラッキー。車内はやっぱり乗り納め組ばっかりだった。そりゃそうだ。2階建てグリーン車をつないでおきながら、なにを好きこのんでサロ110に乗らなきゃいけないんだ(笑)。


思えば、グリーン車の入口にあるこの磨りガラスが、古き良き国鉄旧1等車の雰囲気を今に伝える重厚さを醸し出しているんだなあ。

この重々しい乗り心地も、国鉄形式ならでは。
この電車が通い慣れた道を行くのも今日が最後かと思うと、ちょっとぐっとくるものがある。この重々しい乗り心地に身を委ねるのが、今の車両にはない安楽を我々に与えてくれる。それも今日が最後かと思うと…。
沿線も、別れを惜しむ客でホーム端はどこも祭り状態。
乗っている人もこんな風にハッスルしていた。

やっぱり最後に「国鉄旧一等車」にのるなら、立ち居振る舞いもそれなりにしないと、車両にも失礼だよなあ。といいつつ車内の写真を撮っている俺も俺だけれど。
ちょっと寂しさがこみ上げつつ、終点東京には定刻より少し遅れて到着。
当たり前の話だが、東京駅はそりゃもう鉄ヲタの山。奴らはこのまま21時00分発最終「出雲」出発まで居座るつもりなのだろうか。

まあ、千葉や立川に行けば113や115には腐るほど会えるから、車両自体にはさしたる感慨は沸かないけれど、あの色が東京駅からなくなると思うと、やはり感慨もひとしお。最後はゆっくり見送りたかったが、なんだかんだで非常に騒がしく、とてもそんな気分ではなかったなあ。

最後まで祭りを楽しみたければ、まだ最終の113系運用は残っているわけだし、新宿に行けばまだ小田急9000形の最終運行も間に合うが、落ち着いた雰囲気で最後を飾ってあげたかったので、今日の祭りはこれまで。

やっぱり、根が「乗り鉄」なんで、お別れする時はゆっくりお別れしてあげたいね。

さようなら、9000形。
さようなら、113系。


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4 コメント

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いい話しでした (たこすけ)
2006-03-18 21:49:21
過ぎ去ってゆく時の流れを感じました。いつかは、自らもこの世を去って行くわけだしな・・。こんなにも愛された車輌は、幸せですね。
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そうですね (小馬太郎兵衛)
2006-03-18 23:21:43
湘南色は、戦後復興の一つの象徴でもあったわけで、それが消えるのはやはり寂しいですね。

まあ、色は消えても電車は残りますがねえ…。
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おけいはん (Fumi)
2006-03-26 03:14:48
京橋けい子さん(24歳・教師)カワイイですな。

http://www.keihan.co.jp/

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電車に乗る人おけいはん (小馬太郎兵衛)
2006-03-26 13:30:53
おけいせいはダメ?
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