小馬太郎兵衛@タコのイカ踊りぃっ!!

ブログの老後をユラユラ楽しむ悦楽ブログって言ったけどさ、もう一発くらい狙ってもいいのかな。やってもいいかな?

道央気まぐれない列車 12 小樽の女(ひと)・前編

2015-02-26 06:11:20 | それゆけ乗り鉄トラベラーズ
こちらの記事の続きであります。

運河側の展望指定をかけておいたホテルノルド小樽の夜が明けて、11月12日の朝を迎えました。皆様おはようございます。

今日の予定は特に決まっておらず、せっかく小樽に来たのだから、小樽市内を巡らないことには損。
小樽でうだうだしてもよいし、今(~2015年3月まで)まさしく朝の連続テレビ小説「マッサン」の舞台の一つとなる、お隣の余市町のニッカウヰスキー蒸留所へ出かけてもいいのかな…とも思うが、惜しむらくは、あたしゃウイスキーはよう飲まんのよ(´・ω・`)
酒なら何でも受け付ける体質であれば、今日の動きはまた一つ違ったに違いない。ウイスキー蒸留所なら好きな人なら一度は見てみたいと思うし、それが今放送中のテレビドラマとなればなおさら。
余市までは列車だとほぼ1時間に1本しかないが、駅前のバスターミナルからなら、余市は20分に1本の割合で出ている。
場合によってはそちらに転進してもよいような気もしないではないが、まずは小樽観光だろう。

ホテルへの行きしなはスーツケースをガラガラ引いて下った道を、今度は駅前に向けてだらだらと上ることになる。
まずはホテル前の運河にある倉庫群を。





ホテルの外観もお一ついただきます。
このホテル、外観以上に内装もとても凝ったつくりになっていて、欧風建築の外観に合わせて中の床も、踏めばきしむいい音を奏でる木張り、エレベーターも階数表示はいまどき珍しく階数を針で示すシックな造作に、そらもうあたしはイチコロです。
もし今度小樽に宿泊する機会を得ましたならば、間違いなく今度もここホテルノルド小樽に泊まることでありましょう。



ホテルの角では早くも人力車が待機して早速の営業開始。
荷物を入れたいので駅まで行ってくれれば使いたいのだけれど、市内各所の観光地を巡るのが主目的らしく、あいにくとパスw
小樽連泊なら、そのまんま人力車に乗っかって小樽市内観光もいいかなと思ったけれど、今宵は札幌駅前宿泊で、手回り品はいかんともしがたい。

ホテルの近所にあるお店。
なにやら言文一体な張り紙がしてありました。



小樽駅への道すがら、廃線された線路跡が、線路もそのままに遊歩道として開放されておりました。
これは南小樽から手宮へ分岐していた手宮線の跡で、北海道で最初に開通した鉄道路線区間の一部であり、それを記念して、手宮線を手宮へ行くと「小樽市総合博物館」が交通公園として鉄道博物館的な要素を盛り込んで運営されている。
1962年まで旅客営業されており、以降は貨物営業されていたが、1985年11月に廃止され、一部はこうして遊歩道として整備された。





この手宮線の線路敷を見て「広いな」と思った方はご名答。
というのは、戦中の1943年までは複線だったようである。

手宮線の踏切跡近辺では、若い日本人の観光客グループに、おっさんたちがなにやらトークを仕掛ける光景。
ぱっと会話の内容を聞いて観光ボランティアのおっさんかと思ったらさにあらず。
どうやら市内の観光地を巡り、ついでに札幌の観光地も巡るから一人アタマ……円でどうだい…というタクシー営業のようである。
なるほど、一発捕まえれば万シュウ確定、夜には家に帰れる算段というわけだ。
あれか、船橋競馬場あたりで見る「はい西船いな~い?西船西船西船あと一人!」というアレと、根本的には変わらないアレかゲフンゲフン(´・ω・`)

小樽駅前の大きなアーケードを見ながら、



小樽駅前に戻ってきました。


駅前からは、ちょうどジェイ・アール北海道バスの札幌行き高速バスが発車するところで、手前の北海道中央バスは回送で出発するところ。
駅前の中央バスターミナルからは、札幌行き高速バスのほか、余市、寿都方面、朝里川温泉他の、市内各方面の路線バスや観光路線が発着する。



中央バスターミナルの奥、駅舎側にはジェイ・アール北海道バスが発着。
札幌と小樽を結ぶ高速バスの親戚筋に当たる、札幌市内の地下鉄東西線宮の沢駅を結ぶバスが発車を待っているところ。



こいつにのって札幌入りも考えたけれど、どうにも荷物が重たいぜ(´・ω・`)

小樽駅前のタクシー乗り場は他ならぬ人の群れ。
タクシー乗り場が人でごった返しているのは、首都圏だと電車が止まったときに良く見られる光景だが、よく見ると若い人、一見して学生と分かる人たちの群れで、どう見ても友達同士とも思えないような連れ同士が3、4人ずつ乗り込んでは消えていく。どうやら大学へそれぞれ乗りあっているらしい。

改めて、小樽駅前正面からそぞろ歩きをしてきた道を眺めると、もう目の前に日本海がドーン。
駅前から水平線が見えるなんてなあ、これは素晴らしい。



まずは小樽駅構内のコインロッカーに荷物を預かってもらって身軽になり、駅西方にある観光客御用達、小樽駅前三角市場へ。



はいりっぱなから営業トークが炸裂し、僕は苦手なので嫁さんに引き取ってもらうとw、今の旬はサーモン、いくらだそうで。
うん、確かにおいしい。
おいしいけど、とりあえずは愛でるにとどめる。おそらく昼飯はこのあたりでとることになるだろうし。
そぞろ歩きの後、三角市場の出口は国道5号に面しており、近所にあった小樽駅前郵便局で旅行貯金を所望。
駅へ戻ると、「本局前」と行き先を出したバスが頻発しており、ちょうど来たバスに乗って本局前へ移動。
「本局前」とは小樽郵便局前のことで、はす向かいには中央バス小樽運河ターミナルがあり、昨夜目星をつけておいたガラス屋さんや、「北のウォール街」にも程近い場所。
中央バスのIC乗車券システム「サピカ」で、東京のスイカやパスモが使えたのはありがたや。
ただし、乗ってから気が付いたのだが、初乗り220円はたっかいわ。
実は昨夜も寿司屋で食事をした後、フラフラと小樽駅前から朝里川温泉行きバスに乗り込んで小樽築港駅前まで夜のバス散歩を楽しんでおり、小樽市内の定額エリアならどこまで乗っても220円ならまあいっかと思うけれど、歩いても徒歩10分15分の場所にこの金額を使うと、さすがに高いと思えてしまう。まあ、名古屋や大阪の地下鉄も似たようなものか(´・ω・`)



本局前バス停前にあった小樽郵便局にも立ち寄り、小樽運河ターミナルで土産物の物色ののち、小樽散策バスで小樽観光へ出発。
バスは小樽硝子の工芸品店が並ぶ堺町周辺から小樽築港のベイアリアを巡る「マリンコース」と、天狗山ロープウェイに接続する「天狗山コース」の2つが運行中だが、あいにくと天狗山コースはロープウェイが運休中とあらば用事はなく、バスは「マリンコース」(Aコース)のお世話になることに。



散策バスは小樽運河ターミナルを出ると堺町~小樽築港~堺町~小樽運河ターミナルと戻ってきて、小樽駅前が終点。
バスの発車時間に乗り場に出たら、「小樽駅前」の方向幕を出した散策バスがやってきたので勇躍乗り込んだら…。

そのまんま小樽駅前に戻っちゃった(・・;)

どうやらAコースの後のほう、小樽築港方面を巡ったあとにこのバスターミナルに着いて小樽駅前に向かうのに乗ってしまったらしい。
というのは小樽築港方面と小樽駅前方面が同着同発というダイヤになっており、一見して乗り間違えたのだ。
小樽に戻っちゃっても仕方ないので、もう一度改めて小樽散策バスAコースの世話になる(´・ω・`)

(※以下続きます。


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