このアドレスにあったブログ「天満放浪記」は2018年10月をもって終了しました。2007年10月からちょうど10年、最後は平均して日に300人程度の閲覧があったらしく、おそらく大半が面識のない方々で挨拶する術もございませんが、これまでご覧いただき、ありがとうございました。心よりお礼申し上げます。私生活や仕事で関係のある皆さんには、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
いったん goo ブログをすべて引き上げることも考えましたが、ここはそのまま利用して、スペイン語文学系の過去アーカイブの整理と、新情報の発信の場とすることに決めました。
新刊書の情報については、同業各位、雑誌など各種メディア、編集者レベル、他にも様々なルートがあると思います。私がここで挙げていく情報がそうしたルートとある程度重なる可能性もあります。私としては、いくつかある大手出版社が売り込もうとする新刊書よりも、マイナーではあるが独自路線を開拓して若い作家を育てている出版社の本、各国の国内レベルにとどまりつつも優良な作品を世に送ろうという気概をもつ出版社の本を優先したいと考えています。特にラテンアメリカの女性作家に注目しています。生意気なことを言わせてもらうなら、プラネタ・グループよりも先に有望作家に目をつけること、を目標にしています。
ここで公開される情報は自由に利用してください。
オンライン雑誌などの記事を紹介する場合は限定的に行ない、また小説の紹介なども詳細なあらすじの説明は控えようと考えていますので、もし書かれている情報の全容をお知りになりたい場合、あるいは雑誌や翻訳等、刊行企画にご関心がある場合は、勤務先のメルアドまでご連絡いただければ、まとまった文書にして提示するなど対応します。また、ここで記述した内容の公開を差し止めたい場合(翻訳の企画が通った本のあらすじなど)は、連絡をいただければ削除します。
大学時代、アイボリー(?)一色の背表紙に引かれふと手に取ったロベルト・ボラーニョの『通話』(改訳版)をきっかけに、松本さんのブログをときどき読むようになりました。
ガルシア=マルケスくらいしか知らなかった僕にとって、このブログはラテンアメリカ文学について理解を深める助けであると共に、とても面白い日記でもありました。
バックナンバーを開いてみたり、どちらかといえば後者として楽しんでいた身としては、日記としての側面がなくなってしまうのは非常に残念です、、、が、これからも一読者としてときどき拝見したいと思います。ぜひこれからも気長に続けてください。
ところで、ボラーニョはこれまで読んだどんな作家にも少しずつ似ていながら、全く別個のものとして感じられました。この奇妙な魅力にはまり込んでしまい、いま現在を含めて、ここ数年のところボラーニョばかり読み返しています。
一人の人間にとって少なくとも人生の一時代を決定づけるような、この素晴らしい出会いを日本語圏に届けてくださりどうもありがとうございました!
とはいえまだ詩の方は読めないので、いつか、そのときまだ未訳であれば、英語から入って最後には原語を勉強して触れてみたいと思います!
いつか、、、
ボラーニョを読んでもらってありがとう。
今後もぜボラーニョと対話してください。
その一助になるような情報をできるだけあげていきます。
私も自分の一時代を決めた作家の本を振り返っています。そういうことを振り返る間もなく今に至っているので。そうすると予想外の作家がいました。自分というよくわからないものを定義している人間や文字の多さに圧倒される日々です。
もう5年以上、定期的に此処に来ては更新されてる記事をなんともなしに眺めていました。
最初はボラーニョの名前を検索してこちらに辿り着いた記憶がありましたが、ラテンアメリカ文学から詩、SF小説まで射程範囲の広い記事と、内容の真摯でいながら、時折ぼやくような調子が面白く、以来ときどき覗いていました。
趣味を同じくする者と会話をするときに最新の南米文学の潮流をうそぶけたのは此方の情報あってこそです(健全な知識の使い方ではないでしょうが)。
バジェホ全詩集もポーランドのボクサーも口のなかの小鳥たちも、このブログを読んでいなければ出会うことのなかった本で、特に全詩集はいまも時々読み返してます。どれも素晴らしい内容でした。
エッセイを読むように記事を読んで、時々クスリとして、あるいは何時だったかの記事にあったような――文学青年なら20代の頃に数冊本を持ち歩くのはおかしくない云々――言葉などに勇気づけられたりと、読み物としても楽しく、滋味多く、また得るところも多かったことを、せめてこの機会に一言伝えておきたかったのでこうしてコメントしました。
これからも新しい、あるいは良質な文芸との出会いを期待して、陰ながら応援しています。
長文失礼しました。
私はスペイン語の本を2冊、日本語の本を2冊持ち歩いています。職業は今なおスペイン語教師なのですが、読むこと自体が仕事化していまして、そこは若いころとメンタリティが違ってきているかもしれません。生きるのが楽になったぶん、本を読む強烈な喜びも減っているように思います。歳相応ということで。
今後とも翻訳ラテンアメリカ文学をよろしく。
年月が経つのは早いものです...
恥ずかしいので名前は伏せますがスペイン語教師をまだ頑張っておられるのですね
バスケス先生が在任中の学生でした
こんにちは。
私は元気と言うより、あまり変わりがありません。
外語大時代の思い出はもはや遠くなりましたが、今も大切にしています。
スペイン語の講師業はぼちぼちですが、自動翻訳機が日常化したときに消える職業でしょう。
バスケス先生はサンティアゴです。実はたまたま今、私も出張でサンティアゴです。
それであなたは元気ですか?